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ダッキーの基本操作

パドリング〜



カヤックやダッキーを操作する用具を「パドル」といいます。よく言われる「オール」は船の側面に取付けて使いますが、パドルは常に両手で持って使います。その漕ぎ方をパドリングといいます。ダッキーはカヤックの種別なので操作はリバーカヤックに習って行います。


持ち方・・・両手を肩幅よりやや広い間隔で持つ。右手のブレード(画の左端の黄色の羽根)は地面にほぼ垂直、しっかりと握り、左手は平行になるように緩く持つ。漕ぐ時は右手で軸を手前に返してブレードが垂直になるようにします。
 

 ダッキー川下りは急流の川で漕ぐのに適したフネなので、急流でしっかりフネをコントロール出来るパドリングが重要です。以下は基本となる主な漕ぎ方です。 
 
@フォワードストローク
(前漕ぎ)

最も重要な基本。前傾姿勢でクロール泳ぎの要領で腕をしっかり前に伸ばして、ブレードで水面を捕まえてまっすぐ引く。この時パドルシャフトがフネの側面にふれないようにする。左手は肘を曲げた状態から前に押し出すようにして伸ばす。この時右手首で軸を手前に返して左のブレードで水面をキャッチする。
Aリバースストローク
(後ろ漕ぎ)

しっかり後方に手を伸ばしてブレードの裏面で水をかく。フォア―ドストロークのような左ブレードの返しはしないで目線は後方ブレードを追いながら漕ぐ。瀬でフネが反対向きになった時やブレーキに使う。
Bフォア―ドスイープ
(前回転)

ターンなどの方向転換する漕ぎ方。フォアードはフネにそって直線を引く感じですが、スイープは座った腰を中心にコンパスで半円を描く感じで漕ぎます。障害物を避けたり本流からエデイに入る時などで使います。

Cリバーススイープ
(後ろ回転)

進行方向を変える時にキレのいい回転が出来るので舵取りによく使います。ポイントは腰で回すことと、フネのスピードが落とさないように水面を押えるようにパドルを入れます。

急流の場面でも自然体で力を抜いたパドリング出来るようになりたいと思います。那賀川沿いの岩にはシラサギや、アオサギが棲んでいますが、いつも一定の距離に近づくと飛びたちます。彼らが飛びたたないような静かな漕ぎをするのが生涯の目標です。





乗艇と姿勢


エントリーでは艇の底がすらない膝ぐらいの深さまで出して乗ります。乗った時のバランスをくずさない為に膝から入るのがポイントです。また那賀川は砂が多いのでなるべく砂をフネに上げないようにすると終了後の掃除がラクです。

シートに座ったら脚は膝が少し曲がる程度に前に伸ばす。膝は組んでもいいのですが急流では足で踏ん張れるようにします。
上半身は背筋を伸ばしてフネに垂直になるように座る。初心者はもたれて後傾になりがちですが、パドリングがしっかり前に出なくなるので姿勢は大事です。正座をすると背筋が伸びて漕ぎやすいので練習ではお薦めします。けれど瀬では重心が上がって転びやすくなるので使い分けるといいですね。


 
フェリーグライド〜

 
流れのある川を左右に横切るスキルをフェリーグライドといいます。川下りでは必須スキルでビギナーでも必ず練習します。フネの先端を上流に向けて本流に対して右斜め45°の角度を保ってフォワードストロークすると対岸に滑るように移動できます。対岸から戻るには左斜め45°で同様に行います。

川下りは途中で後続の艇を待つ時や、迫りくる急瀬の下見をしたい時に本流から外れてエディ(流れのない側流)に入ったり、岸につける時にスイープストロークでフネを反転させてこのスキルを使います。
 





セルフレスキュー
〜ディフェンスとスイミング〜
  カヤックは体とフネが一体になっているので転覆してもロールという起き上がりが出来ればリカバーは完了です。一方ダッキーは転覆するとフネから落ちて急流に投げ出されます。すると・・・@頭や体を岩で打撲したり、足先が川底の岩に挟まって抜けられなくなったり、Bホールや渦の中で捕まってしばらく出られずに何度か水を飲むと生死にかかわる危機に陥ることがあります。そうなるリスクを抑えるために自分の身を自分で護る対応がセルフレスキューです。

 
  @ディフェンス体勢・・・仰向けであごを引き、完全に寝る態勢で足と目線を下流にむけて、爪先を上げてパドルを持って流れる。岩に当たりそうになったら両脚で蹴って回避する。落ち込みに入る時は上体は完全に寝かせると打撲を和らげる。

レスキュースイミング(本流から逃れて岸やエデイに向かって泳ぐ)。
@デイフェンシブスイミング:仰向けのまま背泳にてフェリーグライドの要領で上流に向かって体を斜め45度にして泳ぐ。
Aアグレッシブスイミング:体を反転させてクロールの要領で@と同じく上流に向かって体を斜め45度にして泳ぐ。



 
   
〜リカバー法
 
安定のいい2人乗りのダッキーでも瀬になるとフリップ(転覆)して落水することはよくあります。その時にフネを起こして再乗艇すことをリカバーといいます。


       
  @乗ったまま転覆させる    Aパドルは艇の下へ   B穴に手をいれ艇を返す   Cバタ足してフネに上が
@フネの片側を持って完全に転覆させます。

Aパドルはフネに対して垂直になるように艇下に置きます。

B船底の上から手を伸ばしてセルフべーラーの穴やストラップを持って返します。

Cパドルを取り上げてフネにあげます。

Dバタ足で水面をキックしながら這い上がります。最後までバタ足でしっかり水面を蹴ります。腕の力では上がれません。


以上を実際は急流の中で行うことになります。落ちた時にフネが側にあればすぐにフネを捕まえます。また運が悪いと逆さになったフネの中に頭が入ってしまう事があります。この時は手でフネを持ち上げても逃げれません。落ち着いて下に潜って脱出します。

※ソロ艇では以上をひとりでします。状況により近くにいるフネのメンバーで助け合いしますが基本は自分でリカバーする=セルフレスキューが必修スキルになります。


 



 瀬あそびの練習


鷲敷Aコース・モミの木の瀬
 
写真左側が瀬の上流。水の落ち込みの下は上流にむかって巻き返す白波(バックウォッシュ)が立っています。これをホールといい、そこにフネの先端を近づけると引き寄せられてその場に留まっていられるサーフィンというプレイができます。フネを真横に向けたらサイドサーフィンになります。重心を先端にかけるとフネが立つエンダーという技になります。カヤックのように華麗なプレイには及びませんが、瀬あそびはホールの性質を知り、バランス、コントロール、リカバーのスキルアップにとても効果的な練習になります。


B鼻つきの瀬でサーフィン サイドサーフィン フェリーグライド バランス崩すと沈
仁宇の瀬でサーフィン サイドスタンド ウイリー ペアでのエンダー
 

ダッキーズメンバー募集
ダッキーを趣味のスポーツとしてやりたい人の為の会員システムです。那賀川で技術向上の為フネの操作や、コース取り、レスキュー等を学習してパワフルな吉野川大歩危、小歩危への遠征へとステップアップしていきます。希望によりカヤックへの移行のよ練習もダッキーのスキルがあればスムーズに出来るようになります。詳細はダッキーズページへ