ダッキー川下り  準備・体験 上流域・木頭 基本操作 吉野川大歩危 四万十川 メンテナンス 那賀川本

急流のスリルと川の自然に癒されるリバースポーツ
ダッキー川下り since1984  
 
ダッキーとは
 空気を入れて使用するエアボートで正式名をインフレータブルカヤックといいます。川で浮かぶ姿がカモ(Duck)に似ているので愛称でダッキーと呼ばれています。一般的なポリ艇カヤックと比べて乗り降りが簡単でゆったりして、安定感よく、岩に当たっても衝撃がない初心者でも安心して川下りを楽めることが出来るレクリエーションカヌーです。
 体験用ダッキー(当方所有)
 ダッキーは急流下りに対応した構造や形状になっています。体験用の艇はAIRE社(米国製)リンクスでインフレータブルカヤックやラフトボートの老舗です。品質は最良ですがコストも高いので他社の艇もあります。

リンクス1
AIREリンクスソロ艇。チューブ細めで乗りやすく安定性いい 1艇
リンクス2
リンクス2人艇。剛性、強度、安定性は高い4艇
スーパーリンクス
リンクス2より長いツーリング艇、直進性よく親2艇

フォース
スラローム艇に寄せたカヤック形状。機敏で船足速い。2艇  
新フォース
新型フォース。Y氏より寄贈。旧型より安定性よい。1
カラカル
リンクスの廉価版、素材や縫製など少し落ちるが重量軽い。1

バンデット1
1人用:軽量で安定よくメンテナンスが簡単  2艇
ラフトボート
ホウジョウラフト・5人用 親子で使用
ストライク1
リンクスのアンダーグレードで重量は重い。1艇

ハイサイド2
2人艇:初期の艇で安定感いいが重い。1艇
グモテックス
船底が丸い形状でロールが出来る。排水口なし。
グモテックス新
旧タイプより全長が少し長い、1艇

バンデット2
2人艇 大阪のY氏より寄贈。  
カヤック
ダッキーが物足りなくなったらカヤックへ
1人乗り(ソロ)と2人乗り(タンデム)
ソロ艇:1人でするので漕ぎ方を覚えやすい。フネの準備から片づけまでひするのでやる気と体力が必要です。
タンデム艇:前席は川の状況を見て進行方向を決めて漕ぎ進める役。後席はフネの向きをコントロールする舵取りとバランスをとる役。2人の息を合わせるのが肝要で通常は体の小さい方が前、大きい方が後ろ。
 


  那賀川  
  那賀川は剣山系の次郎笈に源流として徳島県那賀町、阿南市を流域にした県内産の1級河川です。 吉野川大歩危でのラフティングを体験をして川下りの面白さに出会いましたが、那賀川中流はカヤック競技が盛んでハードルが高いので、ショップで相談するとダッキーを知りました。友と鷲敷に赴いた時に難所で転覆、あわや九死に一生の洗礼を浴びました。以降はカヌー本を教科書に練習を始めました。流れが速い箇所を瀬(せ)、遅い箇所所は瀞場(とろば)といいます。瀬の緊張感と瀞の開放感の緩急が快適でやめられなくなりました。  
中流域・川下りコース
ダッキーに適した中流域は那賀町川口、相生、鷲敷、地区で上流の長安口ダム、川口ダムの治水、利水により渇水期でも涸れることなく一定の水量があります。1995年に中流域川口ダムから~阿南市水井まで23㎞を4区間に分けてコースを設定をしました。川下りは瀬で落水、転覆するとフネと離れて流されることがあるので2艇以上で下ることをお薦めします。
区間 各区間により難易度が異なります。
A野外活動センター~鷲の里 5.4㎞ 瀬4 初級
B鷲の里~水井橋 6.8㎞ 瀬7     初級+
C:新簗大橋~BG体育館 4㎞ 瀬7 中級 
Dダム下~新簗大橋   4㎞ 瀬4 中級
   ・ABロング12.2㎞ ・CDロング8㎞
当日の天候と上流のダム放流量によって催行の可否を決定します。
 Aコース(初級):B&G体育館下~鷲の里 5.4km
 川下りに初めて参加される方のレギュラーコース。出発地の鷲敷野外活動センターの下は駐車、艇の組立て準備、運搬、基本練習をするのに適しています。初級でも主な瀬は4ヶ所あり、転覆することもあるので基本講習でリカバーの練習をして出発します。ゴール地は道の駅「鷲の里」で太龍寺ロープウエイの発着地。トイレや飲食喫茶、宿泊施設もあるのでアフターもゆっくり楽しめます。
 
準備
 
練習

モミの木瀬

仁宇の瀬 
 
昼休憩
 
飛び込みあそび

ゴール

後かたづけ
    
Bコース(初級+):鷲の里~水井橋 6.8km
 Aコースから次のステップとなる長めのコース。鷲の里から水井橋まで6,8k。瀬が7ヶ所で規模も大きい。最長の「シキイの瀬」に続く「鞍返し」で転覆しやすい。後半の「ウスの瀬」はコース取りの要所。ゴールの水井橋はトイレや建物一切ないゴロ石の川原です。

準備
 
スタート

アセビ返し
 
シキイの瀬  
 
蔵返し
 
県鳥シラサギ

ウスの瀬 
 
ゴール水井橋 
Cコース(中級)新簗大橋~野外活動センター 4㎞
 急流と奇岩の景勝「鷲敷ライン」コースで1993年東四国国体のカヌースラローム競技の会場となった中級コース。新簗大橋下からエントリー、いきなりの「タキの瀬」は流れが大きく曲がり岩筋多く浅いのでスタックしやすい。本流最後のホールはフリップしやすい。樹上に猿がいたり、シカが姿を表すこともある。「とどろの瀬」の落差あるウエーブを越えるとスラローム競技区間となり最後の「返し渦の瀬」はダム放流が多いとハイリスクになるので手前でポーテージが無難。

 新簗大橋

支流

簗橋

賽の瀬
 
タキの瀬

 轟の瀬
 
返し渦の瀬

ゴール 
 Dコース(中級):川口~新簗大橋(4km)
川口ダム下の支流からのエントリー、急勾配の石段に要注意。広い瀞場を漕いで最初の「タツミの瀬」は、那賀川最大幅の瀬。力量により3本のルートが選択出来る。瀞場の後に筏下りの難所だった「八艘の瀬」を越えて、瀞場を漕いで枝がせり出た「鵜の首瀬」を越えるとCコーススタートのタキの瀬となる。

エントリー

赤松川

川口ダム
 
タツミの瀬

タツミの瀬 
 
雄橋

鵜の首瀬 
 
やな橋