服装(ウエア)と装備
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川下りエリアの那賀川中流・上流域は「瀬」と呼ばれる急流ポイントが続出します。階段を下るような急瀬でバランスくずしてフネから落ちて流されると打撲、裂傷、更には骨折等を負うリスクが高くなります。怪我の軽減をはかるためには服装と装備の準備が重要です。また川では低体温症になるリスクもあるので防寒対策の為でもあります。服装の基本は肌の露出をしない長袖、長パンツにて速乾性のある素材のものを準備して下さい。
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ウエア |
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水着又は下着:ピッタリフィットした水着又は化繊下着。 |
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シャツ:ラッシュガード又は化繊生地速乾性の長袖シャツ。 |
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タイツ:足首まである長タイツ。化繊生地、速乾性、レギンスでも可。 |
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ハーフパンツ:タイツの上に履きます。膝丈まである長めがいい。パンツがなければ半ジャージかトランクス水着可。 |
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靴下:靴のフィッティングがよくなり、足首の保護、砂の侵入を防ぎます。長め丈が良い。 |
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帽子:準備作業は熱中症予防に帽子を。その上にヘルメットを被ると機能的です。 |
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手袋:長時間パドルを握るので手の保護と怪我の予防に。作業用のゴム手が最適です。 |
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靴:丈夫で脱げにくい運動靴でOKです。川原をフネを担いで歩くので爪先や踵が露出するサンダルは不適。釣り用の鮎タビは最適ですが底にスパイク付はダメです。 |
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防寒着:夏でも天候の急変や風での低体温症予防。ウインドブレーカーや、登山は作業用カッパ上衣でOKです。100円カッパはダメです。 |
装備 |
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救命胴衣:ライフジャケットです。必着装備なので浮力が高く、しっかり装着出来る専用がお薦め。 |
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ヘルメット:河原の移動時の転倒、急流に落ちた時、2人乗りで相方のパドルが頭に当たることもあり必着です。自転車用で可、あご紐を調整してしっかり装着します。 |
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ウエットスーツ:防寒と打撲や外傷予防、浮力アップの効果があります。真夏日の体験では希望でレンタルになっています。 |
携行品 |
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防水バック:行動食、飲料、車の鍵、携帯などジップロックと併用すると安心です。 |
レスキュー装備 |
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スローロープ:救助用にて長さ20m程度。レスキュー以外にフネの係留にも利用出来るので各艇に必要。 |
シュリンゲ |
ロープを(輪)に結んだもので直径2m程度が便利。レスキュー用にフネやパドルの回収用に使います。 |
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カラビナ:携行用のバックやスローロープ等をフネに取り付けるのに使います。 |
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ファーストエイド:打ち身、擦り傷などの怪我に備えて各種を防水バック2重にして携行します |
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ホイスル:釣り人や、後続のメンバーへの注意喚起などに使います。救命胴衣に装着 |
フネと用具 |
艇 収納時 |
組み立て後 |
パドル |
ウルトラマンブロアー |
ハンドポンプ |
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艇
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セルフベイラー(排水穴)のある急流仕様に適したダッキーを。特徴、重量、メンテナンスを考慮して選んで下さい。 |
パドル |
両側に羽根のあるダブルブレードのパドルが通常ですが年齢や、人数によりシングルもあります。 |
ポンプ |
市販品のハンドポンプは安価ですが壊れやすいので扱いには要注意です。出発後に温度変化で空気圧が下がったり、バルブの不具合で空気がぬけることもあるので小型サイズのポンプを搭載するように。 |
ブロアー |
平成6年に充電式のブロアーを見つけて空気充填作業が劇的にラクになりました。けれどバッテリーが3分しかもたないので「ウルトラマンブロアー」と呼んでいます。仕上げはハンドポンプで圧を上げて修了です。。 |
真夏の炎天下で空気を張って放置すると膨張してバーストすることがあります。日陰で作業してすぐに川に降ろしましょう。 |