ダッキーとは・那賀川中流域 上流木頭、上那賀   川下りの準備 基本操作 吉野川大歩危・小歩危 四万十川 メンテナンス 那賀川本


那賀川上流域・木頭(きとう)
 「鷲の里」から車で1時間。3つのダム(川口、長安口、小見野ダム)を越えると木頭村になる。同じ川とは思えない澄み切った清流と深い渓谷の原生木の神聖な自然に包まれる。この村でのダム建設計画を中止させた前村長や地元の方々の功績に頭が下がる。鷲敷Cコースを下れるようになってからの上流ツアー。瀞場少なく、川幅狭く、突出した岩が多いのでフネの的確なコントロールが必須。水深が浅いので落ちたらデイフェンス必須。大雨直後の増水時は危険なのでやめましょう。
環境は最高ですが水量が少なく浅瀬が多いのでスタックする箇所もあり渇水期は不適。アユ漁解禁の7月1日からは釣り人も入り8月下旬以降はフンドウシャクリ漁が多くなるので川下りは5~6月末か9月中旬以降がおすすめ。また7月下旬~8月はアブが多く不快感を伴うので避けるほうが無難。
 A南宇~蔭 (5km)  名勝歩危峡(ほききょう)を観る木頭下流コース。
 B平野~和無田(8,2km)  木頭ツアーレギュラーコース。川から道路が見えず奥深い原生の自然の気が漂う。川は8.2㎞ですが道路は約3kなので回送時間は短い。下見を要する瀬が2箇所あり、ポーテージ可能。6月がお薦め。
C北川~平野(8km)  白瀬峡のある木頭上流コース。下見ポイントは3箇所くらいあり。Bコースを経験してから行くように。増水時はハイリスクになるのでやめておきましょう。
落石の危険 切り立った崖の下は要注意!。平成19年10月のことですが、Aスタート地点でウオームアップしている際にフネのすぐそばにブロック大の石が落ちてきた。もしも体に当たったら重大な事故になるところだった。上流域の渓谷部では水面だけを見ずに頭上に充分注意しなければないけないと学習。


  長安口ダム下・上那賀(かみなか  
  川口ダムから12kmほど上流、上那賀町桜谷。国道は真っ直ぐのトンネルだが、川はぐるりと周る「水崎まわり」。国道の南にある旧隧道をぬけると桜谷の集落となり旧桜谷発電所の堰跡がある。明治43年に自然地形を活用したダムの無い高低差による水力発電所の遺跡は一見の価値あり。

コースは桜谷小学校
下からエントリー出来るが終点の旧桜谷トンネル附近はフネ上げ不可の為2kほど手前でのゴールとなる。水が綺麗でヒゴイの泳ぐ自然に包まれているコースだが、浅いので長安口ダムの放流50t程度ある時を選ぶと快適に下れる。水深が浅く古い鉄筋が突き出た堰の残骸がある箇所があるので要注意。
 
     
   
エントリー
   
流入口遺跡
 


那賀川下流域 阿南水井〜深瀬 5km
 阿南下流域のコースでカヤックでの川下り初級コースとして設定。川幅広く、流れもゆったりで浅瀬が3箇所ほどあり。途中石橋の残骸の鉄筋が出た箇所があるので要注意。川に横たわる巨大岩「蛇石(じゃいし)」での上陸探険が楽しめる。ゴールの深瀬潜水橋は牧歌的な昭和の趣きがある。

蛇石枕石

鴨の巣

大井の瀬

深瀬橋