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ダッキーのメンテナンス

〜大切なフネを長持ちさせるために〜
 ダッキーを始めて30年のなかで経験した数々の失敗から学習した使用方法や、メンテナンスのポイントを整理しました。 ご参考になれば幸いです。


左は純正、黄色は市販品 ホースやテープで口径を合わせる ウルトラマンブロア フットポンプはイマイチ


エアー社のダッキーは補修や、メンテナンスがやりやすいのが特長で、きちんとメンテナンスをしていれば20年以上は使えます。逆にそれを怠っていると5年ともたない結果になりかねません。道具の寿命は使う人次第。使用時の正しい取り扱いと、使用後のメンテナンスで決まります。


 セットアップでの注意点

@ダッキーを広げる時は、絶対に地面を引きずらないようにしましょう。
 空気の入っていないダッキーは尖った岩や、コンクリートの角などの上を引きずると簡単に裂傷します。また丸めたダッキーを止めるベルトや、ロープをはずす時は無造作に引っ張って抜くと摩擦熱で焼けてしまうのでご注意を。


A暑い日のエアー挿入は日陰で行ないましょう。
 炎天下の作業では熱中症の危険もあるし、エアー挿入後は放置すると日射で膨張して破裂することがあります。セットアップ後は速やかに準備してすぐに川に降ろしましょう。
 ダッキーを始めた2年めの夏、川下りキャンプの朝の事です。セットアップして20分ほど置いていて、ボディに女性が座った瞬間、パーン!と音を たてて破裂したショッキングな出来事がありました。エアー社のフネはフロア部は減圧弁付きですが、サイドチューブのには減圧弁がないので張りすぎは要注意です。また逆に水に浸けると中の空気が冷やれてボデイがゆるんでしまう事がよくあります。手間はかかりますがフネにハンドポンプを搭載しておくほうが無難です。


 ●コードレスブロア(ウルトラマンブロアー)
 現地でのセットアップ作業を楽にしたいと平成12年にやっとの思いで探しあてたお助けアイテムでダッキーには欠かせない電動工具です。愛称の由来 は最初のページをご覧ください。最近はラフト会社さんに知れ渡り、よく見かけるようになりました。メーカーは日立、マキタなどがあります。当方では日立をずっと使っていますが未だ故障知らずです。雨に濡らさないように気をつけましょう。


 ●ハンドポンプ
 消耗品といっていいほど壊れやすい道具です。無造作に使うとすぐに壊れるので取り扱いは注意しましょう。
  ・平面の地面でハンドルを両手で持ち、両足でベースを踏んで垂直にポンピングする。
  ・ポンピングはストロークを短く、シリンダー上面に当てないようにする。
  ・持ち運びすると時はハンドルを持たない。
  ・使用後は必ずホースを抜いて戻す。
  ・フットポンプはエアー吐き出し量が少ないのであまりお勧め出来ません。
  ・壊れて修理不可の場合は純性品でなくてもネット通販品で代用できます。地元の釣り道具店でも買えます。

      挿入口が合わない場合はビニールテープを巻いたり、水道ホースを差し込んで合わせます。画像参照
 ・ツーリング携行用には画像右の小さいのが便利です。(市販品)
 ・ポンピングが重くなったり、空気の出が悪くなったら分解してグリスアップすると直ります。








   使用後のメンテナンス
@川から上げると傾斜のある場所でシート、ストラップ等をはずして、暑い日はエアーを少し抜いて乾燥させます。抜かな ければバーストの原因になるし、全部抜くと動かす際にボディに傷をつけやすくなるのでゆる過ぎない程度にしましょう。また少しの間フネを裏返しにす るとフロア内の水は抜けます。しばらく使わない場合はフロアのファスナーを開いてインナーチューブを乾かすとカビや、 悪臭の発生を防げます。ダッキーは紫外線に弱いので炎天下の乾燥は出来るだけ短時間で済ませましょう。


A表面が乾いたら空気を全部抜いて布で拭く。特にフロアとサイドチューブのミシン縫合部分にたまった砂や、小石を落し ながらよく拭きます。これは毎回やらないとおちなくなったり、縫合の糸がきれる原因になります。


  B吹き終えたらボディを3つ折りにたたんで巻いていきます。この時先端は大きめにして全体的にゆとりを持たせて巻くほ うが痛みにくいです。



   シーズン終了後のメンテナンス
@フロアや、サイドのインナーチューブ(エアーセル)を全部開いて中を乾燥させます。エアーセルは特に直射日光での乾燥は避けてください。(劣化が早いので)。

A乾燥後はエアセルを収納するサイドチューブには、絶対に小石等が残らないように入念にチェックしてファスナーを閉めます。中に石などが残るとピンホールや、パンクの原因になるからです。

 B内部には、天花粉をかけておくと湿気が防げます。外側ボディは砂や小石をよく落した後に自動車部品店などで売っているタイヤ、ゴム製品用のワックスをかけて乾かした後に丸めます。

使用後のメンテナンス
乾燥時はエアーを少し抜く 乾いたらタオルで拭き取り フロア部の糸目の砂を拭き取る ベルトをかけて完了
シーズン終了後のメンテナンス
全部開いてよく乾燥させる 市販の保護材でワックスがけ 日陰で乾かして3つ折りに 巻き取りにて完了





   パンク修理
ダッキーの修理で最も多いのは裂傷とパンクによる穴あきです。ところが下図は平成17年に起こった驚愕のネズミ被害による穴です。インナーチューブのエアーセルにも3箇所も穴があいていてセルフ補修は無理かと思いましたが、補修キットのテープとアウター材で奇跡的に復活しました。ネズミは赤を好むようで他のフネには被害なしでした。赤いダッキーは古い倉庫には置かないようにしましょう。


ネズミによる穴 左は100円玉 エアーセルにマーカーで印す 補修用テープで穴をふさぐ アウターの内側からハギレを貼る
外側のハギレを切る。今回は3枚 接着剤はアクアシール タイヤチェン等の重しを乗せる 一晩置いて完了!



●その他のメーカーのメンテナンス
・グモテックス:インナーが開かないのでパンク修理は小さい穴やキズならアウターの上から貼ります。
・セビラー :フロア、サイドチューブとも取り出せるので修理可、メンテナンスも同様に行なえます。
・渡り鳥 :  同様に行なえます。