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ダッキーのメンテナンス |
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ダッキーを始めて35年のなかで経験した数々の失敗から学習した使用方法や、メンテナンスのポイントを整理しました。 ご参考になれば幸いです。 | ||||||||||||||
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エアー社のダッキーは補修や、メンテナンスがやりやすいのが特長で、きちんとメンテナンスをしていれば20年以上は使えます。逆にそれを怠っていると5年ともたない結果になりかねません。道具の寿命は使う人次第。使用時の正しい取り扱いと、使用後のメンテナンスで決まります。 セットアップでの注意点 @ダッキーを広げる時は、地面を引きずらないようにしましょう。 空気の入っていないダッキーは尖った石や、コンクリートの角などの上を引きずると裂傷します。また丸めたダッキーを止めるベルトや、ロープをはずす時も勢いつけて引っ張ると摩擦熱で焼けてしまうのでゆっくりと。 A暑い日のエアー挿入は日陰で行ないましょう。 炎天下の場所での準備作業では熱中症のリスクがあるので帽子をかぶるか、出来れば日影でしましょう。エアー挿入後は放置すると日射で膨張して破裂したことがあります。準備出来たら速やかに川に降ろしましょう。 AIREエアー社のフネはフロア部は減圧弁付きですが、サイドチューブのには減圧弁がないので張りすぎは要注意です。けれど川におろすと空気圧がおちてボデイがゆるんでしまう事があるので、フネにハンドポンプを搭載しておくほうが無難です。 ●コードレスブロア(ウルトラマンブロアー) 現地でのセットアップ作業を楽にしたいと平成12年に探しあてたお助けアイテムで準備には欠かせない電動工具です。呼称の由来は「川下りの準備」のページをご覧ください。メーカーは日立、マキタなどがあります。当方では日立をずっと使っていますが未だ故障知らずですがバッテリー寿命があります。 ●ハンドポンプ 消耗品といっていいほど壊れやすい道具です。無造作に使うとすぐに壊れるので取り扱いは注意です。 ・平面の地面でハンドルを両手で持ち、両足でベースを踏んで垂直にポンピングする。 ・ポンピングはストロークを短く、シリンダー上面に当てないようにする。 ・持ち運びすると時はハンドルを持たない。 ・使用後は必ずホースを抜いて戻す。 ・壊れて修理不可の場合は純性品でなくても通販品で代用できます。地元の釣り道具店でも買えます。挿入口が合わない場合はビニールテープを巻いたり、水道ホースを切って差し込んで合わせます。画像参照 ・ツーリング携行用には画像右の小さいのが便利です。(市販品) ・ポンピングが重くなったり、空気の出が悪くなったら分解してグリスアップすると直ります。 |
使用後の後かたづけ @川から上げると傾斜のある場所でシート、ストラップ等をはずして、暑い日はエアーを少し抜いて乾燥させます。抜かな ければバーストの原因になるし、全部抜くと動かす際にボディに傷をつけやすくなるのでゆる過ぎない程度にしましょう。また少しの間フネを裏返しにす るとフロア内の水は抜けます。しばらく使わない場合はフロアのファスナーを開いてインナーチューブを乾かすとカビや、 悪臭の発生を防げます。ダッキーは紫外線に弱いので炎天下の乾燥は出来るだけ短時間で済ませましょう。 A表面が乾いたら空気を全部抜いて布で拭く。特にフロアとサイドチューブのミシン縫合部分にたまった砂や、小石を落し ながらよく拭きます。これは毎回やらないとおちなくなったり、縫合の糸がきれる原因になります。 B吹き終えたらボディを3つ折りにたたんで巻いていきます。この時先端は大きめにして全体的にゆとりを持たせて巻くほ うが痛みにくいです。 シーズン終了のメンテナンス @フロアや、サイドのインナーチューブ(エアーセル)を全部開いて中を乾燥させます。エアーセルは特に直射日光での乾燥は避けてください。(劣化が早いので)。 A乾燥後はエアセルを収納するサイドチューブには、絶対に小石等が残らないように入念にチェックしてファスナーを閉めます。中に石などが残るとピンホールや、パンクの原因になるからです。 B内部には、天花粉をかけておくと湿気が防げます。外側ボディは砂や小石をよく落した後に自動車部品店などで売っているタイヤ、ゴム製品用のワックスをかけて乾かした後に丸めます。 |
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パンク修理 | |||||||||||||||||||||||||||||||
ダッキーの修理で最も多いのは裂傷とバルブもれです。ところが下図は平成17年に見舞われた驚愕のネズミ被害の穴。インナーチューブのエアーセルにも3箇所も穴があいていて補修は無理かと思いましたが、補修キットのテープとアウター材で何とか復活しました。ネズミは赤を好むようで他のフネには被害なし。赤いダッキーは古い倉庫には置かないように。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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