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低山歩き・阿南の山
 僕にとっての低山とは、居住地から短時間で行きやすく、おおよそ標高800m程度まで山という括りでとらえています。低山でも山頂からの展望に爽やかな気分よろしく、下山後は頃よい運動をした充足感が得られます。

鍛冶ヶ峰(かじがみね)228m
 
@井関ルート
 A:涸れたため池左から入る簡易舗装の表参道。谷筋の急勾配の最短ルート。境内のある人道心得を読むと心が洗われる。山頂まで30分強。
 B:ため池右に張出した尾根道。竹林、シダの檜林、痩せ尾根と変化あり。
A石門:桑野川津乃峰橋から石門岩、ひょうたん池の上の鍛冶ヶ峰・津峯山分岐から入る。里山の牧歌的風景がいい。道幅狭く、駐車場がないので桑野川の河川敷附近に車を置いて歩いて下さい。約1時間。
B阿南公園:阿南駅近くの桜の名所阿南公園のある正福寺山から入る。緩やかな傾斜のトレッキングで山頂まで1時間ほど。到着時の充足感は一番.
C学原口:Bの支尾根で学原に降りる。
D石門岩:石門岩北面から岩稜を越えて、稜線にのって長生道に出るバリエーションルート。
E西池田:山頂より阿南公園方面への第1ピークより下山、西池田、葬儀場、文化会館、大和の郷近くに降りる。
F三谷上(みたにかみ):津峯山三谷口の手前にある小さい神社から取付く急こう配。
・三谷下(みたにしも):津峯を周回縦走する薮こぎ。
 
津峯山(つのみねさん) 284m
 阿南市を代表するお山で阿波三峰のひとつ(中津峰、日の峰)。山頂の津峯神社は領主蜂須賀家の守護神として賀志波比売命(かしわひめ)を祀る由緒ある別表神社。延命長寿、病気平癒、交通安全、海上安全、守護の神社で参拝者が多い。境内から阿波の松島を異名をとる橘湾の眺望。毎年仲秋の名月の日に観月祭が行われる。中腹部には小規模洞穴が点在する岩窟群がある。
ルート
@表参道:阿波橘駅から歩ける一般的な表参道ルート。大きな鳥居を越えて住宅地の狭い道の奥に駐車場がある。
A石 門:長生から上る裏参道。ひょうたん池の奥に登山口があるが駐車場はないので手前桑野川河川敷に置いて歩く。
B三 谷:駐車場なし、津峯岩窟を通って陣が丸から駐車場に出て山頂へ。人が少なくていい。
C櫛ヶ谷:ルート外
津峯山の岩窟(がんくつ) 
三谷登山口の中腹標高180m付近に岩窟「がんくつ」が並んであります。この付近は50万年前(洪積紀)は海中にあり海水によって岩が削られて出来た海蝕洞(シーケイブ)でそれが隆起したものと考えられています。山にある海洞が原状のまま残っているのは全国でも珍しく、6箇所ある岩窟の代表格の「神明窟」は祠があり、木地職人が断食をして大願成就の祈願をしたと言われています。詳しくは洞窟ページへ
    
津峯神社観月祭 
毎年仲秋の名月の日に津峯神社で観月祭が行われる。橘湾から上る月光が海に反射して妖しく綺麗な月見しながら歩ける。境内では子供たちの巫女の舞と琴の演奏があり、見物客全員に抹茶と団子のお接待があった。その間演奏は続いていたが団子をもらうと殆どの人が帰っていった。月より団子?・・琴演奏者はその状況を気にせず最後まで務められていて清高に感じた。
       

 阿南剣山444.3・熊丸山532.3 
 阿南市街一円を見渡せる展望と山頂に露呈したカルスト尾根、日本最大のカタツムリ「アワマイマイ」の棲息地。梅の景勝地「明谷梅林」から登る阿南剣山と熊丸山。阿南剣山は俗称で正式名は不明。熊丸山へ向かう尾根に隆起した石垣のような石灰尾根は希少で必見の価値あり。採掘で半分近く削られた熊丸山は残念だが代わりに大展望が拝める。麓には石灰採掘の輸送のベルトコンベアの廃墟施設やホッパ隧道がある。留意点として11月中〜3月までは狩猟期間の為その時期は避けるほうがいい。
 
梅林ガゼボ

シカ群れ 
 
阿南剣山  

石灰岩稜 

アワマイマイ
 
明谷梅林

廃墟工場

ホッパ終点