阿南の山1 阿南の山2 準備 東山渓 剣山 愛媛  体験・講習
低山歩き・阿南の山
 山歩きはシンプルで取り組みやすいアウトドアスポーツ。ひとりから知識や技術、専用の装備、ウエアがなくても手軽に出来る運動です。樹々の緑や花、鳥や動物の声などの自然の中で目を見張り、音に耳を傾けて頑張って山頂に着いた時は充足感に包まれます。足腰や心肺の機能を高めて、四季折々の自然に癒される山を歩いてみませんか。
鍛冶ヶ峰(かじがみね)228m
 
 
 井関A 井関B  奥山頂 展望台
 阿南の中心街の富岡町にある地元の山です。山頂からの展望がよくアクセスも近いので3時間あれば充分です。主な登山口は3箇所で縦走やランにも適しています。山頂下にはトイレ、社務所、神社、太子堂があります。
登山口
@井関A:ため池を右に見ながら谷筋を上る表参道。山頂まで30分弱にて簡易舗装の急勾配参道。上り下りの歩き方や、体力アップトレにもなる。道沿いに点々と格言標札があり観ると心も洗われる。 
   B:ため池下を渡って尾根道を登るルート。竹林ゾーンはほっと一息できる。いずれかを往復してもいいし、周回するならAから入りBに降りるのがお薦め。
A石門:長生側ひょうたん池の上に鍛冶が峰・津峯山分岐から入る。存在感のある石門岩を眺め、里山の池と田んぼの風景が牧歌的でいい。駐車場がないので桑野川の河川敷附近に置いて歩いて下さい。
B阿南公園:阿南駅近い桜の名所阿南公園・正福寺山から入り、道は緩やかで山頂まで1時間ほどかかるが到着時の充足感は一番。ラン練習向き。石門に降りるフルコース又は井関で下車するセミ縦走も出来る。
C石門岩:石門岩西側ルートから岩登りして岩稜を縦走して、軽い薮こぎにて稜線から長生道に出るバリエーションルート。
Dその他
 ・三谷上(みたにかみ):津峯山三谷口の手前にある小さい神社から取り付ける急こう配。
 ・三谷下(みたにしも):津峯を周回縦走する薮こぎルート。
 ・西池田(にしいけだ):阿南市葬儀場の上の貯水場から取り付くルート
 ・学原口(がくばら) :阿南公園口から1kmほど南の学原から取り付く。
◎スーパー銭湯「大和の郷
」@Bから車で5分、安くてきれい
津峯山(つのみねさん) 284m
 阿南市を代表するお山で阿波三峰のひとつ(中津峰、日の峰)。山頂の津峯神社は領主蜂須賀家の守護神として賀志波比売命(かしわひめ)を祀る由緒ある別表神社。延命長寿、病気平癒、交通安全、海上安全、守護の神社で参拝者が多い。境内から阿波の松島を異名をとる橘湾の眺望。毎年仲秋の名月の日に観月祭が行われる。中腹部には小規模洞穴が点在する岩窟群がある。
ルート
@表参道:阿波橘駅から歩ける一般的な表参道ルート。大きな鳥居を越えて住宅地の狭い道の奥に駐車場がある。
A石 門:長生から上る裏参道。ひょうたん池の奥に登山口があるが駐車場はないので手前桑野川河川敷に置いて歩く。
B三 谷:駐車場なし。津峯岩窟を通って陣が丸から駐車場に出て石段にて山頂へ。利用者は少ないがいい。
   
表参道   長生口  三谷口 津峯神社 
津峯山の岩窟(がんくつ) 
三谷登山口の中腹標高180m付近に岩窟「がんくつ」が並んであります。この付近は50万年前(洪積紀)は海中にあり海水によって岩が削られて出来た海蝕洞(シーケイブ)でそれが隆起したものと考えられています。山にある海洞が原状のまま残っているのは全国でも珍しく、6箇所ある岩窟の代表格の「神明窟」は祠があり、木地職人が断食をして大願成就の祈願をしたと言われています。詳しくは岩窟巡りページへ
    
津峯神社観月祭 
毎年仲秋の名月の日に津峯神社で観月祭があるので行ってみた。橘湾から上る月光が海に反射して妖しく綺麗な月見しながら登る。境内では子供巫女の舞と琴の奉納があり、100人ほどいた見物客全員に抹茶と団子のお接待があった。その間演奏は続いていたが団子を食べたら殆んど帰っていった。月より団子?・・琴の演奏者はその状況下でも最後まで務められていて清高に感じた。
       
 阿南剣山444.3・熊丸山532.3 
 
 阿南市街一円を見渡せる大展望、山頂に露呈した石灰岩の石垣尾根、日本最大のカタツムリ「アワマイマイ」の棲息地。梅の景勝地「明谷梅林」から登る阿南剣山と熊丸山。阿南剣山は地元の俗称で正式名は不明。熊丸山へ向かう尾根に隆起した石垣のような石灰尾根は希少で必見の価値あり。採掘で半分近く削られた熊丸山山容は残念だが代わりに大展望が拝める。麓には石灰採掘の輸送のベルトコンベアの廃墟施設やホッパ隧道があるが立入禁止。留意点として11月中〜3月までは狩猟期間の為その時期は避けるほうが無難。3月の梅見時期に山行を実施しています。
   
梅林ガゼボ  シカ群れ  熊丸山    石灰岩稜 
 
アワマイマイ  梅林  廃墟2 廃線