洞窟めぐり  体験案内 洞窟紹介2・3

洞窟めぐり

ケイビングは洞窟に入る野外活動です。洞窟(どうくつ)とは地中にある人が入れる空間で、洞穴(どうけつ)とか洞(ほら)ともいい、英語では「cave」ケイブといいます。(wikipedia)その面白さは山登りや川下りと違って、外からは見えない地下の世界に潜るという冒険心をそそられる興味があります。ここではケイビングとは言えない程度の県内の小さい鐘乳洞や、岩窟(がんくつ)に潜入する遊びとして紹介させていただきます。


津峯の岩窟群
       
       

 阿南を代表する「津峯山」の中腹部に岩窟(がんくつ)群があります。岩窟とは岩穴や岩屋のことで修行や、住居など人が利用していた空間や隙間を指しています。
津峯山の岩窟群は約50万年前(洪積紀)は海にあり海水の波の浸食によって出来た海蝕洞(シーケイブ)です。その為6ヶ所はほぼ同じ高さの位置にまとまってあります。標高180mの高所にある海洞が原状のまま残っているのは全国でも珍しいです。地質は主として硅石(けいせき)という石英岩。硅石はシリカの総称でガラス、セメント、鉄鋼、陶磁器等の材料として利用されています。
代表格の「神明窟」は祠があり木地職人(木地師)が(木地とはろくろを使って造る碗や盆などの木工芸品。)行場として長期間の断食をして大願成就の祈願をした岩屋で、至誠神明に通じるところから呼ばれています。
呼称 入口幅×高さm 奥行m 特 徴
① ホウキの窟
1×0.9 6 正式には名のない短い横穴ですが、初めて入った時に中にほうきが置いてあったので便宜上そう呼ぶことに。匍匐前進のウォームアップを行なう。
② 神明の窟
(しんめいのいわや)
5.4×1 14 内部に枝穴が多くあり、複雑な回廊で通り抜け出来る。開口は4穴ありホールが2ヶ所、中には祠がある。
③ 巾着の窟
(きんちゃく)
2.8×1.3 18 巾着のような形状で入口は初めは広いが、首が狭くその奥が広く膨らんでいる。その為中は冬でもとても温かい。
④ 家具の窟
 (かぐ)
3.6×2.4 10.8 上下にトンネルが3本あり、上に行く縦穴は地表に抜けている可能性あり。
⑤ 結びの窟
(むすび)
1.3×0.6 9 ハート型の形状で一方通行で抜けられる。
⑥ 鏡の窟
(かがみ)
1×1.8 14 入口は狭く岩が大理石の鏡のようにツルツルして奥にはホールがありタテ穴になる。入り口は2ケ所あり各1方通行。
● 揺るぎ岩
岩窟ではなく両手で押すとゴトゴト動く大きな岩。
   岩窟の住人「アブラコウモリ」:昼間は眠っているので起さなずに細菌ウイルスを持つ可能性があるので触わらないように。冬場は冬眠する。俗名イエコウモリ。
   「オオゲジ」:体長5cm強 見た目は気持ち悪いが、おとなしく、人間には無害でゴキブリなどを食べる益虫。
新たな縦穴発見
 令和3年2月に案内のための下見歩きをしていて発見しました。直径約1mはある縦穴で5mほどで塞がっています。けれど隅に詰まった石のわずかな隙間から弱い風が流れてきたので貫通している可能性が高い。今後は神社及び管理者、専門家に連絡をとりあって調査する予定。 またこれを機会に洞窟研究の専門団体の日本洞窟学会に入会しました。専門の方々とより学んでいきたいと思います。

石門で岩窟発見
 平成27年10月石門岩の稜線歩きをしていて発見。稜線上にある小さい岩窟。奥行4m×高3m 縦と横の入口があり通り抜けできます。