山歩き 阿南の山2 準備 東・中部山渓 剣山渓 〜愛媛  講習・体験

阿南の山〜2
太龍寺山(たいりゅうじやま)618m

太龍寺山                南舎心ヶ嶽
 四国八十八箇所21番札所「太龍寺」境内の上にあるピークは弥山(標高600m)で、そこから少し南の三角点のあるピークが太龍寺山(618m)で補陀落山(ふだらくやま)とも呼ばれています。補陀落とは観音菩薩が降り立った山の意味で山頂の石垣は観音堂の跡です。弘法大師入山1200年を記念して建立された太師像が修行する「南舎心ヶ嶽」、山の安全を願うモニュメント「山さきもり」、20番鶴林寺が直線に見える北舎心嶽などでの展望はいい。西高野ともいわれる大伽藍の建物群は見応えがあり、ゆっくり見ると1時間以上はすぐにたつ。登山ルートは数多いので目的や時間に応じて様々あるが、私的には・・かも道〜いわや道〜水井橋はお薦めです。
   
かも道 桜門 本堂 多宝塔
 
北舎心嶽 石室 若杉山遺跡 水井橋
 登山口
●かも道:一宿寺(阿南市加茂町)から太龍寺へ4.8q。加茂谷へんろ道の会が整備普及活動をしていて歩きやすい。南北朝時代に設置された四国遍路最古の丁石や石室が点在。竹林、石灰岩、原生林など自然豊かな古道。
●水井橋:鶴林寺からの遍路道「太龍寺道」で麓の若杉谷川の渓谷は深山幽谷遍路みちと称され、上流にある国指定史跡の辰砂採掘遺跡は弥生時代に思いが馳せロマンが拡がる。周辺の大きな石灰岩の複雑な形状にも興味が魅かれる。
阿瀬比:道の駅わじき近くの阿瀬比集落から入る薬師庵からの前半は「平等寺道」で急こう配の登りが続く。通行禁止の分岐(竜の窟跡方面)から後半は「いわや道」で楽な勾配で歩きやすい。
●中山道:旧鷲敷町中山集落からの参詣道。唐杉谷の「持福院」からとりつく。舎心嶽まで2,4kmの最短ルートだがさほどきつくもなく50分程。丁石は自然石に彫り込んでいる。
●北地 :道の駅「わしの里」から那賀川田野橋を渡り北地集落から登る参詣道。ロ−プウエイと平行していて山犬像が見える。

後世山(ごぜやま)538m
  阿南市の奥、DHから車で40分ほどの新野町の山。後世山〜日向丸〜矢筈山と低山を3座を越えて周回できる縦走コースが楽しめる。登山道は比較的わかりやすいが地図とコンパスは必携。昼休憩を含めて5時間強

元信〜後世神社
(485)〜後世山南峰(538)北峰(525)〜日向丸(603)〜矢筈山(565)〜元信



後世神社 後世山 日向丸 矢筈山


勝浦の山
 中津峰山(なかつみね)773m
徳島市と勝浦郡の境に位置して津峯、日の峯と共に阿波三峯のひとつ。メインの登山ルートとしては徳島市金谷からだが、阿南からだと勝浦からも入る。令和3年秋に山歩き経験のない親子一般向けにコースメイクした親子ハイキングでは大好評のゲレンデでした。

星谷からの登山ではルートが星谷運動公園から星谷寺、仏陀石を経て〜フライトパーク〜中津峯だが、車道と階段が多いので山歩き的にはイマイチなので徳島側の如意輪寺からが歩きやすい。
   
森林公園 中津峯山頂  フライトパーク  星谷寺

山行の危険
 
 山は多くの命を育む包容力がある反面、命を奪う厳しさもあります。山小屋の陰でうずくまっていた狸や、竹藪で座ったままのヤマドリ、雪山で息絶えたシカには驚いた。過去に経験のなかった異常気象が頻発する現在は想定外のリスクがあると考え直さなければならないと思います。山の天候はリスクを上げる大きな要因になり最近は時期はずれの急変もある。冬のソロ山行はそれだけでリスクがある。・・・4年前の9月に福山時代のサイクリング仲間のMさんが山で亡くなった。登山歴30余年のベテランで装備も万全だったのに異例の強風と吹雪で体力を奪われ予定の避難小屋の手前で倒れて、朝方に登山者に発見された。ソロでなかったら死なずに済んだろうに残念でしかたなかった。(合掌)
山歩きを始めて間もない30歳の時に北アルプスへ一人で行った。中房温泉から燕〜大天井〜槍ヶ岳〜南岳〜北穂高〜涸沢〜横尾〜上高地のルート。槍ヶ岳山荘で泊まり、翌日南岳から北穂へ大キレットと呼ばれる難ルートにて洗礼を浴びた。険しいピークを越えてもまだ続く両側崖の箇所で岩を抱えたまま動けなくなった。一歩踏み出せばバランスを崩して落ちそうな気がしてフリーズ状態に。・・15分ぐらい経ったか、腕力もなくなり諦めかけた時、前から人が現れて「大丈夫ですよ」と声をかけてくれた。手足の運びを指示してくれて救ってくれた。その励ましの声は今でも脳裏に残っている。もしその人に出会わなかったら滑落して死んだかもしれない。体力技術とも未熟な甘い計画で当然の結果だった。