山歩き 準備 阿南の山2 東・中山渓 剣山 愛媛の山  体験
~剣山~
 
 
 小説「天涯の花」の舞台となった剣山の行場付近に群生する「キレンゲショウマ」。山歩きを始めた頃は知らなかったが小節の舞台やドラマ化で話題になり訪ずれる人が急増して道が崩れたり、中に踏み入って荒れることがありました。その時期にだけひっそりとうつむいて開く花に人が押し寄せる状況に違和感を感じて夏は行かなくなりました。
新年剣山1泊山行
1995年に初めて仲間と行った冬の剣山。痛いほどの厳しい風と、膝まで埋まる深い雪、真っ青な青空と霧氷の美しさ。雪景色と頂上ヒュッテですごす時が気に入って年始には剣山1泊登山が恒例となった。当初からのデジタルな記録は2006年からです。
2006(H18)年1月2~3日。3名 見の越積雪1m、
正月では異例な大雪。2日は視界を塞ぐガスの中、剣山頂からジロー笈へ。稜線の南斜面の至る所が雪崩れて危険だったので一応ロープでつないでの登り降り。夕食前にヒュッテに戻り、ハーネスを外すと中にいた人から異様な視線を向けられた。翌朝は日の出は見えず、朝食後にヒュッテを出る時は晴れて一の森への縦走はスノーシューで軽快に往復。しかし昼頃から荒れて下山時は厳しい風雪だった。 
ヒュッテ手前 雪崩後のジロー笈 確保行動 強風の剣山
2007(H19)年1月2~3日 6名。2日は冷たい雨で、ジロー笈に向かう午後2時からは頬に刺さるような固い粉雪に。3日は運よく晴れ間もあり一の森の霧氷が美しい。積雪少なかったので行場ルートで両剣神社にて雑煮の昼食。初めての女性2名もよく頑張り雪山登山の楽しさを満喫してくれた。
霧氷の一の森 新居さんと 一の森 両剣神社で雑煮
2008(H20)1月2~3日 5名
2009(H21)1月2~3日 8名 積雪20㎝
2010(H22)1月2~3日 8名 積雪60㎝

頂上ヒュッテ

山頂から大剣へ

大剣神社

ジロー笈
2011(H23)1月2~3日 9名
2012(H24)1月2~3日 6名  
2013(H25)1月3~4日 4名
2014(H26)1月1~2日 4名 積雪・剣山60㎝、行場1m~
1日:剣山~次郎笈~頂上ヒュッテ 2日:一の森~行場~刀掛け松~見ノ越 2日AM8;30ヒュッテ発 9:35一の森 10:20殉職碑分岐 12:30ロープ確保実習 14:30両剣神社 15:40鶴の舞 16:30刀掛け松 17:30見ノ越
2日は好天にて気持ちよく一の森まで尾根道で行き復路は行場ルートに入る。新雪のトラバースは雪が滑りやすくカニの横ばいが多くなる。刀掛け松までロープ確保実習の時間を差し引いても5時間半かかった。3人で先頭交替しながら進むが鶴の舞を前にして疲れがピークになり休憩、口に含んだ1杯の白湯がホッとしてやる気が湧いた。以降は疲れのない様子のKさんが先頭で引っ張ってくれて刀掛けの松に出た時には、これで帰れると安堵で喜びを分かち合った。夜にヒュッテから下山確認の電話があった。新居さんに心配をかけてしまったことに申し訳なく思う。天気が良くスタミナのあるメンバーに助けられて事なきを得たが、教訓として・雪が多い行場は行くべきでない。冬は稜線ルートが基本というんが身に浸みてわかった。
ヒュッテ手前 剣山頂から次郎笈へ 一の森から行場へ 行場へ
 2015(平成27)1月2~3日 8名 剣山、一の森、大剣神社 夫婦池に車を置き、見ノ越まで歩く。
 2016(平成28)1月2~3日 5名 富士の池~一の森~剣山~槍戸山           
2017(平成29年)1月1~2日 3名 大ぼら橋~ほら貝の滝~剣山~一の森~槍戸山
 3年前から木沢側からの南つるぎの山行が多くなり、初のほら貝ルートから行く新年山行。事前の調査や下見で問題は積雪だったが寒気もなく、登山口までチェーンなしで入れた。登山道も雪は少なく拍子抜けの感があった。けれど人が全くいない木沢ルートは景観すばらしく新たな剣山に出会った。。
 2018(平成30年)左足首の手術後のため実施中止。
 2019(平成31年)1月2~3日 3名  見の越~剣山~一の森、大剣
 昨年石門メンバーに入られたYさん初めての雪山。彼は阿波市居住のため見ノ越からのルートに。雪は少なめで山頂のロープの霧氷エビのしっぽが大きくのびていた。両日とも風もなく温暖な気候だった。下りの西島神社での行場太鼓くぐりが面白かった。
     西島の太鼓くぐり 遊歩道コース 
 2020(令和2年)1月3~4日 2名 大ほら橋~剣山~ジロー笈 大剣神社~一の森~槍戸山~登山口
 車道だけでなく、山頂も雪は全然なしと暖冬。新年剣山行を始めて25年になるがこんな景色は初めて。
地球温暖化が現実的に進行してきた。日の出は美しかったことと山頂でソロの可愛い女性と楽しい会話ができたことがよかった。相方のY君が脚の不調で次郎へはひとりで往復してヒュッテへ。4日は一の森から槍戸山の龍のコースは美しい。
 
 2021(令和3年)1月3日 4名  大ぼら橋~槍戸登山口~槍戸山
       
 新型コロナの拡大により頂上ヒュッテの正月営業が中止。その為剣山はやめて日帰りで槍戸山に変更。
13AM2:40に出発。5:40に終点の大ぼら橋スーパー林道ゲート前に到着。積雪10㎝にて6時スタート、AM8時に登山口着。T君の先頭にて登山開始。初参加の 紅一点のKさん、冬山は未経験で初めて背負う中型リュックと積雪の登りは予想以上に苦しんでいたが頑張って12時すぎ槍戸山に到着。目的の一の森は諦めて昼食をとり折り返しの下山。ショートカットの緩い稜線を降りて行き15:45林道上に出るが高さ5mの崖が進行を阻みロープを出して下降する。男2名は肩がらみの懸垂下降で、女子はロープ確保してクライムダウンにする。崩れやすい崖のクライムダウンは難しいが彼女は落ち着いて手足を降ろし下まであと1mで足場が崩れるが着地して成功。難関をクリアして喜びあってテンションが上がって声が弾んだが、日暮れ近くだったので急ぎ17時に車に到着。 車屋で借りた予備のバッテリーを車につないで予熱が上がるのをゆっくり待って、キーを回すがかからない。これを数回繰り返すが変化なく、ロードサービスに電話しようかと諦めかけていたところ最後の1回で「カラカラカラ」と弱々しい音がして始動した。全員「バンザーイ」と歓喜の叫び。これで帰れると安堵し晴れ晴れとしたラストとなった。19:00もみじ川温泉で入浴、夕食を頂き 21:30ダッキーハウス帰着。

ジロー笈1929m丸石1683m
 ジロー笈 丸石 
2015.10.18 木沢南つるぎから入るルートです。阿南から約2時間で奥槍戸山の家に着。ゆっくりペースで90分で次郎笈。紅葉は下のほうだけで山頂は人も多いので丸石との分岐点にて昼食したが登山開始を9時にして丸石山頂での昼食がいい。この年は大雨でスーパー林道は車通行不可状態でした。那賀川源流の碑があったのが興味深いけれど林道歩き40分が少し長い感があります。ルート的には逆回りが最後にジロー笈ピークがくるのでいかなと思いますが試してみて下さい
奥槍戸山の家 10:30   11:10次郎笈
     
丸石ピーク  14:20スーパー林道   源流の碑 15:00着

一の森1879m

追分 ヒュッテ前 ヒュッテ真近 一の森山頂
登山口はコリトリ、富士の池(美馬市木屋平村)からが一般的ですが、昨今は南つるぎの槍戸山からのルートがお薦め。冬の南つるぎは積雪と道路状況によります。

槍戸山

スーパー林道登山口 稜線へ 手前の難所 山頂
登山口から稜線までの登りがきついが尾根道は景色よく快適に歩ける。山頂手前のピークの岩場はロープがあるので安全。2時間強で山頂に着く。槍戸山から一の森までの白骨林の景色が更にいいので足をのばすといい。

三嶺1894m
三嶺トイレクリーンプロジェクト(H14.4.15)三嶺(さんれい)ヒュッテ横にあるトイレは20年来垂れ流し状態で、山のように溜まり夏は悪臭がひどく苦情も多かった。「徳島の三嶺を守る会」の呼びかけでこの溜まりに溜まったし尿を担ぎ下ろそうというプロジェクトが実施された。当日の好天気もあって80名もの登山者が集まった。トイレ後部に溜まったし尿は土の塊になっていて意外と臭みも少なかった。スコップで削って20㍑オイル缶に5~15キロの範囲で詰めて蓋をして最後にビニール袋で覆い、重いのは背負子にくくりつけていく。予定の倍の人数がいたので重量も軽くなり1日で300㎏を降ろした。そのし尿は役場のトラックで運び処理する人数が多かったのでひとり10㌔程持って降りただけではあったが、これだけの人が集まったのは本当に山を大切に思っている人がたくさんいるのを見て清清しい気分になった。
 
トイレ スコップで掘り返す  12㌔程度 バケツリレー