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ダッキーハウスに来る動物
たぬき日記


平成21年10月に大雨で隣りの廃屋が自然崩壊しました。それから半年が経ち、22年4月下旬に何処からかやってきた野生の2匹の狸が棲みつきました。2週間ほどたって崩れた家の床下奥に3匹の子供が生まれました。その屋敷を「たぬきハウス」と呼んで子狸の成長を見守っていくことにしました。

平成22年
H22年6月2日
ダッキーハウスの隣の雑草生い茂る廃墟にタヌキが出現。
PM時前にガサガサという音とともにひょっこり顔を出し、すぐに奥に入り、また出てきて笹薮の土をあさり、また奥に入ってまた出ては消えていった。約30分くらいの行動だった。

6月3日
事務所入口前に珍しい泥状の糞があった。毎晩塀の上を通っていく白い野良猫(シロ)の仕業かなと思ったが、よく考えるとシロはDHの敷地には糞をしたことがないマナーのいい野良猫なので、新参者のマーキングかと思ったり・・・。5月初めに出現したイタチとあわせて2番めの隣獣になってくれればいいが。
写真正面の山のような雑木の下に狸の棲家がある。毎年夏に蚊が多量に発生するのでこの木を切ったり草刈りをしてきた。市役所の環境衛生課に相談してもこの土地の持ち主は関東にいるようだが連絡不通で対応してくれない状態。そんな困ったお隣りだけど関わりやトラブルは一切ないので逆にいい。ただ蛇が迷い込んでくる事もたまにあるのが気持ち悪い。けれど狸が棲むと蛇やその他の小動物も食べるので安心もあり一石二鳥となる。草刈りは最小限に抑えて彼らの生活を脅かさない環境を守ろうと。テーマは「狸と人が快適に共生できる環境づくり」です。(笑)

6月
AM11すぎ狸がまた現れた!。こちらに気づくと急いで跳んで笹薮の中に消えた。昨日は塀から1mくらいの草木を刈り込み、ビワの木の周りの藪も刈った。狸は木のまわりをあさっていたので落ちたビワの実を探していたのかもしれない。その30分後に崩れた家の前に顔を出した。しかも2匹。体の大きさが違っていたので親子かツガイが棲息している可能性は高い。ビワの木の下にクッキーとビワの実を置いてみることにした


6月18日(金) 
あれから狸は姿を見せなくなったがクッキーは食べていた。冷蔵庫の奥に残っていたソバの生麺とクッキーをまた置くと、2日後にはクッキーはなかったが、生麺は廻りに全部とばしていた。口に合わなかったのだろうか?。それから数日は来なくなった。ビワの木の実が熟れていたので摘んで下に置く。ビワは食べるだろうと期待しながら・・。

8月
8.21 8.31 家族全員

9月たぬき動画
 
 3匹の子が仲良く牛乳を飲んでいます

好物はパン、ご飯、麺類、イモ、マメ、椎茸、殆ど何でも食べますが、特には肉、魚は好きで真っ先にがっつきます。果物もビワ、柿など甘いのはいけますがみかんなどの柑橘類は好まないようです。梅干し、栗、スダチは食べませんでした。左が主食のパンです。1匹が独占しないように1枚を9片に切って容器を分けて入れています。幼なじみのS君がやっている喫茶店「ポルペッテ」より食パンの切れ端をずっと提供してもらっています。これがホントの残パンです(笑)。
 

10月11日
朝の餌やりで久しぶりに一家が出てきたと思ったが4匹だった。親の1匹がいないのが気がかりだった。以前はパンを好んで食べていたが、最近は飯や、魚や肉、揚げ物などを一番に食べて、それがなくなるとパンを食べにくるというパターンになり贅沢になってきたようだ。一番大きい体の長男?と次男が先に食べてしまい、後から現れる3男は容器がピカピカになるくらい舐めまわしている。

10月12日
地元の祭り準備の時におばちゃんたちの会話、「・・うちの家の前で狸が1匹死んどったんよ!」「えー、狸がおるん?」と・・・。死んだ狸は怪我や血の跡がないきれいな状態だったようだ。おっちゃんちも「わしも夜に狸を見た」としばらくその話で盛り上がっていた。昨日いなかったあの親狸は死んでしまったのかとハッとした。自分が餌をやっている事が拡まるのも危惧があり内緒にしようと。

11月9日
  かなり肥ってきた。今月よりこの2匹しか見えなくなりました

11月20日
 朝に餌を置くが夕方になっても翌朝になっても残ったままだった。どうもおかしい。今までは殆どすぐ近くに隠れていて餌をやると待っているようですぐに出ていたのだが・・・。考えてみると11月19日の深夜0時半頃のこと。いつものように事務所でPC作業していたら、となりのタヌキハウスの藪、瓦礫で騒がしい音がしたのでブロック塀こしに覗くと野良犬が5〜6匹次々と現れ藪に入ったり、瓦礫の屋根に上がったりせわしく動き回って立ち去ろうとしなかった。「シーッ!」と脅かしても石を投げてもしばらくいた。

翌朝は餌やるとすぐに2匹出てきてガツガツを食べてかなり腹を減らしていたようだった。・・・もしかしてあの野良犬集団はこのタヌキたちを探しまわっていたのかもしれない。タヌキにとって犬は恐怖の存在なのだろうか。逆に犬にとって子タヌキは、格好の狩りか攻撃の欲求を充たす対象なのかもしれない。しばらく立ち去らなかったのはとうとう巣の位置を嗅ぎつけたかも。いずれにしても厄介な奴らの出現になり今後が心配だ。

11月23日
「出てこない」 あれから夜に1度餌を食べている姿を見たが、人影や物音にかなり敏感ですぐに隠れてしまった。従来のように日中に出てくることが全くなくなった。朝餌を置いても日中はそのままで時に猫や犬に持っていかれることもあるので餌やりは夜にすることにした。

11月28日「また犬が」 
昨夜も夜中12時ごろに野良犬集団がやってきて探し回っていた。もう奴らにはこの棲家を知られてしまったようだ。けれど奴らはやぶの奥や、瓦礫の下など狭い所が苦手なのでここに逃げ込んでいたら捕まることはないだろう。しかし以前のように採食行動が自由に出来ないので餓え死する可能性があのが一番の心配だ。餌を置く場所もビワの木の下の広い場所から奥の藪に近い位置に変更する。
平成23年
2月 ずっと餌やりは続けていて2週間ほど経つとパンはなくなっている様子だった。猫が食べているかどうかはわからないがスペースからして犬ではないだろう。タヌキが潜んでいる可能性もあるのでまだ続けることに。

4月初旬  パンが1週間経つときれいになくなっているようになった。
タヌキハウスも雑草や木の新芽が茂り始めて隠れ場所が多くなった。

5月中旬 パンが3日経つとなくなっていた。夕方偶然に塀向こうを覗くと1匹のタヌキが藪に入る姿をはっきり確認した。「おおやっぱりここで棲んでいたのだと思うと感動の思いだった。春になって活動的に動くようになってきたのだろう。とにかく嬉しく餌を続けていてよかった

10〜11月 10月に1匹確認。11月以降は猫が多く塀の上を夜に歩くようになった。