平成25年 |
年が明けて気温の高い夜は窓を横切る姿を見たので餌を置くと食べにきていた。それが・・・
1月19日 久しぶりにタヌキ屋敷を覗くと・・・おや?!・・高台に親タヌキが死んでいた。3日くらいは経過しているようで体は硬く、周りに蠅がとんでいた。後ろ足の付け根の皮が剥がれて筋状に深い傷があった。おそらく野良犬に咬まれて倒れたと思う。 2匹いたほうの痩せているタヌキでとても残念でショックだった。今年からダッキーハウスに餌を置くようにしたのが悪かったか?・・。以前のように巣穴近くに餌を置いていれば頻繁に出歩くこともなかったのでは・・・・。少し離れた場所に墓穴を掘って埋める。墓石の変わりに屋敷跡の瓦を据える。合掌。 |
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巣の外の目立つ場所で |
かなり深い咬傷 |
タヌキの墓 |
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1月26日 TVで「書道ガール」を見て感動の涙。
・・・その余韻で無性に筆をとりたくなり、茶軸に書く。どう書こうか迷った結果「狸寝入り」になった。決して悪ふざけでなく、亡くなった狸の追悼の意を表したけど、一字一字が傾いて座りの悪い習字になってしまった。
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2月26日 ここ2〜3日狸ハウスの巣の近くのビワの木の下あたりに野良犬が来るのが多くなった。
朝や午後で陽当りのいい場所で座っているので追い払うとすぐに消える。1月に1匹死んでから全く出てこなくなり事務所入口にパンを置いてもそのままの状態もあって、気になって巣前に行くと奥から小動物のうめき声のようなかすかな音がする。巣穴付近を覗くが何も見えず、なき声はしばらく続く。もしかしてタヌキの赤ちゃんが腹をへらして鳴いているのかもと思ってしまう。その為近くにパンを魚を置いて戻る。この行為が野良犬に巣の場所に勘づかせることになるのではと不安もありつつ・・・無事に育って欲しいと願う。画像は巣の入口近く
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2月26日 昨日巣の入り口に置いたパンと魚を確認すると、きれいになくなっていた。そして新たにかわりのパンと魚を置くと、またキュー、キューと鳴き声が始まったので安心。しばらく中を覗き込むとかすかに小動物がうごめいた。さつまいもくらいの大きさでまだ歩けずゴロゴロと、顔の目のまわりが黒っぽい・・・これはやはりタヌキの赤ちゃんだろう!まだ生まれて1週間も経ってないような感じで2匹くらいはいた。中に餌をいれて丸見えの入口を板と瓦で見えないようにふさぐ。 しばらくしてまた昨日の犬がやってきて巣の付近を嗅ぎながら探していたので追い払う。これだけ泣き声が聞こえるのだからあの犬は多分知っている。先月親の1匹が死んだので母親だけが生きているのかも。だとしたら片親なので当分は餌を中に運んで見守ってやらねばと。 またこの付近にやたら多い食べ物の袋やプラトレイなどのゴミはタヌキが採食であちこちから持ち込んだものと思われる。夏場は木や雑草で覆われていたのでわからなかったが。
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2月27日 夕方に巣の確認に行くと中から犬が慌てて出てきて逃げていった。心配していた赤ちゃんは無事そうでキューキューと鳴き声がしたので大丈夫そうで安心した。犬はしばらくその中にいたようで奥に続く巣までは狭くて届かず、諦められずにそこで待っていたのではないかなと推察。その為入口の脇も犬が入れないように木と瓦でガードを固める。 |
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昨日入れたパンと煮魚は全部なくなっていたのでかなり食欲は旺盛みたいだ。赤ちゃんはまだ生まれて間もないので、母親が食べているにだろうか。きょうはパンと古いタイ焼きが冷蔵庫にあったので入れて置く。野良犬が数匹マークしているので母タヌキは外に出れないだろうから当分は毎日餌を運んで守っていかないとならないだろう |
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3月9日 2日間ほど餌のパンと魚に手をつけてなかったので親が居るかどうか心配だったが、きょう確認すると餌が無くなっていたのでひと安心。赤ちゃんも無事でライトで巣の奥を照らしてみると3匹いるのを確認。3匹は重なりあっていて鳴き声あげながら時々寝返りをうつようにモゴモゴ動いている。母親はどこかに隠れているようで僕が餌をやる時は見えない場所に潜んでいるようだ。
今はまだ巣の中で寝ている子どもだけど、そのうち動き周るようになるので、近くに住みついたと思われる2〜3匹の野良犬の捕獲対策しなければならない。
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3月13日 昨日の餌やりで魚とパンは完食。子供の鳴き声もしっかりしてきて奥から出てきて顔や形もはっきりしてきたので撮影。何枚も撮りながらおやぁ〜??!これは犬では??と疑問になり、泣き声も大きくなりキャンキャンと・・聞こえるように。いつも巣のまわりに来ていた細い野良犬はこの仔犬の色あいにそっくりで・・気づいた。巣の入口を塞いでも必ずまた通れる隙間をつけていた。魚とパンをきれいに完食していたのはあの犬だったのか・・・と思うと力が抜けて転けそうになった。
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