三味線の種類 調弦・弾き方 つがるん1 つがるん2 失敗談 津軽の旅

練習と失敗
2004〜2005年は有名阿波踊り連の天水連さんにて阿波踊り会館や、選抜阿波踊りなどで弾く経験をさせてもらいました。僅か1分程度のソロ演奏でしたが踊り子さん、耳の肥えた鳴り物衆、そして大勢の観客の前でミスは出来ないとしっかり練習しましたが本番には満足いける演奏は出来ず人前で弾くことの難しさを痛感しました。練習と違って本番で同じように演奏するのはかなり困難なことです。繰り返しの練習と本番の舞台を重ねることで自分の力を出せるものだと思います。また他の鳴り物だけでなく、踊りにあわせるということを勉強させてもらいました。
練習での失敗
初めての三味線大会にエントリーして練習にも力が入るようになった。
平成16年11月(2004年)の某日、夜の8時すぎ鮎喰川河川敷公園での車の中で、叩きの練習をしていた。練習中に右手の甲がひどく痛むようになり、翌日行きつけの整形外科に通院。医院では腱鞘炎との診断だったが練習は休めないので気にせずにやっていた。それから1週間後、親指の第1関節がくの字に曲がったまま伸びなくなっていた。翌日の診断で右手親指の腱断裂。唖然としたが手術は急を要さないとの事なのでエントリーしていた大会には出る事にした。切れた腱をつなげる手術は大会後にすることになった。

腱が切れた原因は三味線のやりすぎ。糸を打つ撥(ばち)の持ち方は手首を90°に曲げるのが基本。その手首を90度横に回転させて撥を振る。特に津軽の場合は一番太い一の糸を強く叩くのが特長。その強さは普通の三味線の何倍もの負担が親指に反動する。撥を振ることで親指の腱が曲げた手首の骨に当たり、こすれて磨耗して痩せていき、遂にはプチンと切れてしまったという原因だった。練習中に手首に痛みを感じた腱鞘炎はその前兆だった。三味線だけにバチがあたったのかもしれない。(苦笑)

大阪大会で
会場の朝日生命ホールのロビーには座り込んで練習する人で足の踏み場もないほどだった。北海道から鹿児島まで全国から腕自慢が集まり僕は一般男子の132番で最後だった。予想以上のハイレベルな大会で場違いなエントリーだった。子供や女子の部でも皆かなりの腕前で驚いた。 曲も皆オリジナルで高度なテクニックに圧倒された。ましてや最後なので会場は演奏を終えた強者たちで立ち見の満席・・マジに棄権しようかと思ったが、ここで逃げたらいかん。たとえ笑われても出る事で得られるものがあると思い直して舞台に。緊張してリズムもツボもはずしたがどうにか最後までは弾けた。

手術したけど
大会終わってすぐに小松島日赤にて手術した。手術は簡単でその日のうちに帰れるものだったが。術後の経過が悪く、繋いだ腱が少し伸びてしまい親指は完全には戻らなかった。けれど生活にはさほど支障もないので仕方なく再手術は諦めた。それから2年が経過したが右手の痛みや腫れは使うとすぐに出るため強い叩き練習は出来なくなった。
怪我しないために
自分の失敗を他の人に繰り返さないように医師から聞いたことや、体感した事を整理すると・・・
 @練習のやりすぎには気をつけて痛くなる前に手を休ませる。
 A強い叩き撥は控える。・・・叩きの練習は特に休みながら行なう。
 B手首を柔らく筋を強くする。・・・ストレッチや、手首を鍛える運動をする
以上熱心に励まれてる方はくれぐれも気をつけてください。