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津軽三味線 |
きっかけ 20代の時に初代高橋竹山さんの演奏をTVで見て目が点になった。「えっ、これが三味線?」と耳を疑うほど、キレのいいハイテンポなスピードと澄みきった音、一人で弾いているとは思えない重なり合う旋律・・・。驚いたけれどそれをやってみたいという気は起こらない縁のない世界だった。 |
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三味線の種類 三味線は大まかに棹の太さで細、中、太棹の3種類があります。そして更に曲のジャンルで分けられます。細棹は長唄、小唄など・・、中棹は地歌、民謡ほか、太棹は浄瑠璃と津軽です。津軽は義太夫三味線を元に作られたものです。楽器の形や大きさは違っていますが、三味線の基本的な扱い方や奏法の練習は出来るます。僕は最初は長唄三味線で撥皮を津軽用に貼りかえて、撥を購入して練習始めました。 |
種類 | 太さ(目安) | ジャンル | 特 徴 | |
細棹 (ほそざお) |
25.4mm ±0.6mm |
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長唄、筝曲 | 阿波踊りでは小ぶりで軽いので多く利用される。音色も軽い。半月状の撥皮で胴の前部分で弾く。 |
中棹 (ちゅうざお) |
26.6mm ±0.6mm |
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民謡、阿波踊小唄、地唄、常盤津 | 民謡は東さわりがあり響きがいい、下棹の元が平面。地唄は琴や尺八との合奏用、小唄は撥を使わず爪弾きする。 |
太棹 (ふとざお) |
27.8mm ±0.6mm |
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義太夫 |
義太夫節で人形浄瑠璃の伴奏用。下棹の元が鳩胸、さわり溝、背の高い大きい駒と長い撥を使う。 |
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津軽 | 義太夫をベースに改良され、下棹の元まで平面で東さわりがある。糸巻きが太く胴もひと回り大きく皮も厚い。 |
三味線の取り扱い | ||||
津軽三味線特有の「叩き」の奏法は胴を太鼓のように激しく打つので、皮は他の三味線以上の強度や耐久性を持たせています。皮の接着は「寒梅粉」という餅の粉を水で溶かして貼っています。水溶性の粉なので湿気や、結露に弱いので使用後の手入れや保管は充分な注意が必要です。経年により皮が緩んで鳴りも悪くなるので定期的に張替えが必要です。けれど張替え料は高いの破れるまで使っています(苦笑) | ||||
・夏は暑い車の中には絶対に放置しないように。 ・保管は湿気の少ない涼しい場所に置く。 ・胴は和紙袋に包んでケースに除湿剤を入れておく。 ・三味線は毎日出して空気にふれる事が長持ちさせる秘訣です。 |
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