ロッククライミング 石門ロック1 石門2 朝立ロック 体験スクール 石門クラブ
第2ゲレンデ・Aコース~リードワーク1
 
注意!ルート序盤の松の木の下、尖った岩とその周辺が浮石にて危険!
南正面の緩い後傾壁です。ここでは主として立ち木や、岩を利用しての支点をつくりながら登る実践的なリードワークの練習が出来ます。H31年1月にルート序盤に浮石が出てきたので少しルート変更しました。
加重確認 ビレイセット トップ支点構築
Bコース・~リードワーク2~

南正面の左側の垂壁に近い壁。高さ30m附近にある3畳間くらいのテラスからスタート。リングボルト、ハーケンでの既設のルートがあり、ヌンチャクを使うリード練習が出来ます。けれどハーケン、ボルトや岩層の劣化で中間支点があまり信頼できないので、最近はトップロープで行っています。ルート右側の段差部は落石のリスクがあるのでビレイヤーは要注意です。
要注意 ビレイヤー クライマー

トップロープとリードロープ
クライマーをロープで安全確保するシステムで、支点のとる位置で分かれます。
●トップロープはコースのゴール上で支点をとり、つるべ方式で下のビレイヤーが確保するシステムです。長所は支点の信頼度が高いことですが、第1クライマーはリードロープで確保して登るようになります。
●リードロープはマルチピッチといわれるアルパインクライミングの基本ワークで、第1クライマーは登りながら常設のハーケンやリングボルトでビレイをかけながら登る方法です。ない場合は立ち木や、岩を支点に使います。昔はハーケンを打ち込む方式でしたが、現在は自然へのローインパクトの考え方で回収できるデバイス使用が主になっています。短所としては支点の信頼度がトップロープより低く、滑落した時の落ちる距離が長くなります。
クライマーとビレイヤーは命を預けるパートナーなので相手への信頼関係がないと出来ないものです。練習を重ねて相方とコミュニケーションをしっかりとって互いの状況を共有することが大切と思います。

支点構築について
常設ルートはピークと途中にボルトやハーケン、チェーンなどで支点を設置しています。けれど常設は経年劣化をして信頼度が落ちるので、シュリンゲで支点構築して下さい。石門岩のルートは昔から先輩方が設置してきたものを利用させてもらい、劣化したものは取り替えてきましたが、岩場の保護と自然環境に配慮するクライミング界の方向性に倣って、またこの山の所有者への礼儀としてボルト、ハーケンなどのむやみに設置しないことにしています。利用される団体や、個人の方々のご理解、協力をお願いします。 H28年5月 石門俱楽部
 
石門の自然に棲む危険
マムシ ヤマカガシ オオスズメバチ キイロスズメバチ
  油断大敵
クマバチ マダニ ハゼノキ 
▼マムシは小さく丸くなって座っていることが多い、ヤマカガシは田んぼのあぜに多いので足元に気をつけて歩き、見つけても刺激しないように。
▼石門岩場の中腹以上にはスズメ蜂も飛んできます。服装やヘルメットは黒を避けて近寄ってきても手を出さずにやり過ごす。
▼マダニは草から落ちて衣服について侵入します。長袖、長ズボン、靴下で素肌は出さないように。帰宅後は入浴して確認を。
▼ハゼの木は岩場にもあり触るとかぶれるリスクがあります。秋は紅葉してわかりやすいのですが春は気をつけてさわらないように。
▼油断が一番のリスクです。

様々な場面で活かせるクライミングスキル
 
沢登り 雪山 磯歩き  ハイキング
      
ロープレスキュー 塗装 屋根作業 洞窟
岩登りのリスク
活動を安全に楽しむために岩場と自然の中にある危険(リスク)を認識するとが大切です。
▲自然劣化や、地殻変動等でホールドとなる岩の浮き、割れ、崩れがある。
▲ルート上の支点(ハーケン、ボルト)などの錆びや劣化で抜けたり折れたりする。
▲クライマーが滑落すればロープ確保していても体が壁に当たって打撲や骨折するリスクが高くなる。
▲ロープ確保しているビレイヤーや待機する参加者が落石を受ける可能性がある。
▲雨天後は岩が濡れていて滑りやすい、大雨の後は地盤が緩んで崩れる可能性がある。
▲夏の岩場は高温で熱中症になるリスクがある。