石門ロック1 石門ロック2 石門3 朝立ロック 体験スクール 石門クラブ
~岩登りを安全に楽しむための~
ロッククライミング(岩登り)
 
ロッククライミングには最低限の安全確保の装備をつけて岩を登るフリークライミング(自力登攀)と、登攀を助ける道具を使って進む縦走登山でのエイドクライミング(人工登攀)があります。ここではフリークライミングを基本に自然にローインパクトな支点確保にて、より安全な岩登りワークの練習を目指しています。
石門(せきもんロック~1
南正面・コース5本   北背面・コース2本 
津峯山の長生登山口にある「ひょうたん池」一帯を石門公園といいます。公園といっても駐車場もトイレもない寂れた名所。夏目漱石の小説「坊ちゃん」のモデルになった弘中先生が散策した景勝地。その公園の入口に立つ岩山が石門岩です。標高60mですがのどかな田園とは対照的なゴツゴツした岩屏風は迫力十分。左上画は南正面の全景で、木の茂る境界付近からの登攀するルートは5本でA~C1ピッチにて、D、Eは2ピッチです。
※ご注意・岩山周辺は駐車場はなく、道脇での駐車は住民や農作業車の迷惑により駐車禁止です。
第1ゲレンデ・基本練習
 
  第1ステージ、北面のあぜ道から露出した約15mのスラブ壁。凹凸多く登りの基本ワークを体験開始  
  「静加重・静移動」
①手足をかける時はそのポイントが安定しているか確認しながらゆっくり加重をかける。
②階段歩行と同様に加重後の移動はルートの安全性の確認しながら静かに進む。
「三点支持」
壁に向かい3角形を意識して手足3点で壁に立ち、残りの1点を上げて常に3点でバランスよく登っていく。足はつま先で壁に差し込むようにホールドに乗せて、登りは梯子を上る要領で足を上げて進み、手はバランスを保つ。下りは視野を広く状況を確認しながら、手を先に下ろす。
 
   
  2重8の字結び クライムアップ クライムダウン 確保ワーク  
  「2重8の字結び」クライミングのロープワークの第1歩 ハーネスにロープをつける結び方。まず1重の8の字をつくって、ハーネスの股からウエストに通して結びに沿って2重にします。余った端は止め結びます。
「クライムアップ」
三点支持でバランスとり、静荷重でホールドを確認しながらゆっくりと登る。登りは先に脚を上げて、手はバランスを保持する。素手が基本ですが寒い冬はタイトな作業ゴム手を履いたりします。
「セルフビレイ」
到着したら場所を選んで自分の安全を確保する「セルフビレイ」をとります。既設の支点がない場合立ち木、岩などにスリング、カラビナを使ってハーネスにつなげます。支点は腰より高い位置にとり、長くしないようにします。
「クライムダウン」
折り返しの下りです。下る場合は先に手を降ろしてから足を降ろします。手は足元近くに置くのがいいのですが、不安定になるので慣れるまでは少しずつでOKです。

「懸垂下降」
エイト環や確保器を使ってロープ下降する方法です。下画のようにエイト環にスリングをつけて、マッシャー結びでバックアップをとります。懸垂下降は事故例が多いので降りる前の確認は充分に。
 
 
セルフビレイ

支点セット

下降準備 

懸垂下降