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~岩登りを安全に楽しむための~
ロッククライミング(岩登り)
 
 ロッククライミング(岩登り)は最低限の安全確保の装備をつけて登るフリークライミング(自力登攀)と、登攀を助ける道具を使って進む縦走登山でのエイドクライミング(人工登攀)があります。ここではフリークライミングを基本に自然にローインパクトな支点確保にて、より安全な岩登りワークの練習を行っています。
石門(せきもんロック~1

南正面・コース5本

北面・コース2本
津峯山の長生登山口手前にある「ひょうたん池」一帯を石門公園といいます。公園といっても駐車場もトイレもない隠れた名所。夏目漱石の小説「坊ちゃん」のモデルになった弘中先生が散策した景勝地ですが、池に向かう狭い道の左に立つ衝立のような岩が石門岩です。標高60mで下半分は樹々に覆われているが南から眺めるゴツゴツした壁はまわりの田園地帯とは対象的で見栄えする。左画は南面の全景で、木の茂る境界付近からの登攀するルートは5本で1ピッチ15m弱です。
※要注意
・岩場には南から田のあぜ道と堀にかかる細い用水路は個人所有地で入ることは厳禁です!。画像右の北側面から入って下さい。

・石門付近は道幅狭く駐車場はありません。道脇での駐車は住民や農作業車の通行の妨げになるので駐車禁止です。置く場合は桑野川の河川敷から歩いて下さい。

第1ゲレンデ・基本練習
 北側の道に露出した約15mのスラブ壁。凹凸多く登り下りの基本ワークを練習します。2023年11月 壁面の蔦を刈り取って2ルートに拡張整備しました。

三点確保
 

静荷重・足

静荷重・手 

2ルート 
 

2重8の字結び 
 
クライムアップ

クライムダウン

セルフビレイ 
 
  「2重8の字結び」
クライミングのロープワークの第1歩 ハーネスにロープをつける結び方。まず1重の8の字をつくって、ハーネスの股からウエストに通して結びに沿って2重にします。余った端は止め結び。
「三点確保」

壁に向かい3角形を意識して手足3点でバランスをとって壁に立ち、1点を動かしながら登っていく。足はつま先でホールド部に乗せて、登りは梯子を上る要領で足を上げていき、手はバランスがとれるように進める。を保つ。下りは視野を広く状況を確認しながら、手を先に下ろす。

「静加重・静移動」

手足に加重をかける時はそのポイントがしっかり安定しているか確認しながらゆっくり加重をかけて、移動させていく。

 
 
「クライムアップ」
まずは壁を見上げてルート状や支点ポイントなどを確認。三点支持を保ちながら、静荷重、静移動でホールドを確認しながらゆっくりと登る。登山と同じで脚で登ることを心がけて、手はバランスを保持程度で無駄に腕力で進まないようにする。素手が基本。

「クライムダウン」
クライムアップと同じ向きにてダウンは先に片手ずつ降ろしてホールドをキープして足を降ろすのが基本。けれどダウン動作は視界が狭く、重心も上るので不安が先立って登りよりも難しい。その為、少しずつ手を降ろす事を意識して、直下せずに足場をよく見ながら左右に振るように降りていく。慣れてきたら足元の近くまで手を降ろすように意識する。

「セルフビレイ」
上に到着したら場所を選んで自分の安全を確保する「セルフビレイ」をとります。既設の支点がない場合立ち木、岩などにスリング、カラビナを使ってハーネスにつなげます。支点は腰より高い位置にとり、長く伸ばさないようにします。

「懸垂下降」
エイト環や確保器を使ってロープ下降する方法。エイト環や確保器にスリングをつけて、マッシャー結びでバックアップをとります。懸垂下降は事故が多いので慎重に確認を。
 
 
確保ワーク

支点セット

下降準備 

懸垂下降