特別養護老人ホーム 知的障害者 アレンジ・創作 歌体操 親子 紙相撲


レクリエーションゲーム
特別養護老人ホー



 
(公益財団法人)
日本レクリエーション協会が認定するレクリエーションインストラクターという資格があります。その取得の単位履修にコミュニケーションワークの基礎実技「ゲーム」「歌」「ダンス」があります。

これらは「いつでも、どこでも、誰でも」がすぐに出来る要素があり、以前はレク指導者の3種の神器として実技試験の審査がありました。中でも「ゲーム」は集団の雰囲気を和ませて、交流の促進をはかる特徴がありレクリーダーの得意技でした。

しかし高齢者や障害者を対象とした集団レクでは、習ったゲームネタをそのまま使うには無理があります。参加者に応じたゲームの変化や、創作をしていく創意工夫をする必要があります。僕がこれまで訪問させて頂いている特別養護老人ホームと知的障害者支援施設でのレクの紹介をします。まだまだ完成形には達していませんが、参考になるものがあれば幸いです。




  ゲーム   
     
   4月・田植え 9月・栗拾い   
       
     
  5月鯉のぼり1  鯉のぼり2  
       
     
  6月てるてる坊主  6月雨傘送り  
 
田植え 殆どのお年寄りが知っているので話も出やすく迷わず取り組める。 黒い台は育苗器。ビニールテープで印を付け、その穴に針金で作った苗を立てていく。
   
栗拾い 100均で買い集めた栗と他の物を混ぜて置く。栗のみを火バサミでつかんでかごに入れる。
   
鯉のぼり 1は紙に描いて作る。2は本物の風車に100均で集めた鯉のぼりをかける。
   
てるてる坊主  ピン球に花紙を巻いてワイヤーで止める。
 
雨傘おくり   模様柄の和傘を眺めながら隣へ送っていく。和傘に玉をつけると廻すようになる。
   

 

特別養護老人ホームH荘さん(阿波市)
 平成8年より施設のレク講師として月行事のゲーム大会の運営に関わらせて頂いています。当初は参加者20名強で要支援レベルの元気なお年寄りも数名いて賑やかでした。けれど介護保険制度への移行と年月の経過とともに利用者の重度化がすすみ、レクに参加出来る利用者が少なくなってきました。

運営スタッフはレク担当の職員Kさんと僕の2名。参加定員を15名程度にて1時間のプログラムを午前、午後に2回行うようになりました。最近は施設実習の学生や、職場体験の小中学生の体験授業に来られた際に、スタッフとして実際にお年寄りとのコミュニケーション学習を兼ねる事が多くなりました。



ゲーム大会の参加は大まかには決まっているが、事前に連絡して希望者で行う。
参加者はそこに居るだけ、観ているだけでいい。一緒にするしないは自由。
スタッフは支援は行う強制はしない。動作の援助には必要なものとそうでないものがある。
午前は1F、午後は3F利用者にて各15名程度、1時間のプログラムで実施。
ゲーム、歌、三味線などどれかひとつでも「よかったなあ」と感じてもらえば成功という目標。


プログラム(60分)
 基礎体操(5)・・・朝の体操、みんなの体操
 
 ゲーム(20)・・・・勝敗のない、個人レベルで評価する※
            季節感のあるもの・・四季の自然や年中行事などを題材にする。
            適度な運動量があるもの。日頃あまり使わない部位を動かす。
            楽しく体を動かせるようなネタやプログラムにする。


 三味線(20)・・・・聴く、歌う、踊る、季節の童謡、懐メロ、民謡等、
 
 歌体操(5)・・・・ 参加者が一斉に同じ動きをするので一体感を味わえるフィナーレとなる。


※集団で勝敗を競う玉入れや、物送りゲ―ムは上肢に障害がある、目が不自由、認知症などの方はレクにならない。また動ける人にとっては遅い人に苛立ったり、チームが負けると不満が残る。参加者の能力に差がある場合は競争ゲームはハイリスクになります。けれど対抗戦はチームの士気が高まり一体感も味わえるのが最大の魅力です。やるとすれば運や偶然で決まる系のゲーム(サイコロ、くじ引きなど)を選んでいます。





さかなつり 風船つき パラシュット体操 サッカー
招き猫的いれ 太巻きづくり 俵まわし 墓参りゲーム






  ●三味線


 
 
ゲームは得手不得手があって尻込みする方もいますが、三味線の音が聴けるからと参加して頂けるお年寄りは多いです。
ぞめき(阿波踊り)のリズムに目が覚めて身を乗り出す人、にこやかな表情で手を上げて踊りだす人、童謡や懐メロなどに歌ってくれたりもします。

三味線は昔からの身近にあって唄や踊りの伴奏として、婦人の習い事として、お座敷遊びや宴に欠かせない鳴り物と親しまれてきました。お年寄りには賑やかで懐かしい思い出がよみがえるのでしょう。
歌の伴奏にたまにギターも弾きますが、三味線のようにはいかないものです。
 




   
 レクリエーション
(recreation)は「再創造・気晴らし・娯楽・余暇など」の意味があります。僕なりでは「元気な自分に戻る為の営み」だととらえています。それは人それぞれに違うので基本的に施設でのレクは個人を対象とした趣味的なものと、集団を対象とした行事的なのものがあります。当方へのレクのご依頼の対象はすべて集団で、全員が楽しめるプログラムの運営支援が自分の仕事にです。特に老人、障害者施設では能力の個人差が大きいので全員が楽しむというテーマはとても難しいですが、それを目指していくのが目標です。