スノーシューイング | スノーシューの種類 | 準備 | 体験案内 | ハイクレポート1・2 |
ハイクレポート2(平成17年) |
年末にした手の手術の影響で下見山行が出来ずのツアー実施でしたが、剣山系は例年にない積雪に恵まれ、また新聞に掲載された効果もあって6回の実施できた。人が喜んでくれることが私にとって一番のやりがいです。 |
1/16(日)塔の丸コース、7名、積雪約70cm、曇り。 リピーターのHさんのグループ。昨年は丸笹だったので今年は塔の丸コースに。昨年より積雪多く、スノーシュー履いても20センチ程沈む新雪。Hさんその深さに驚きの笑顔。天気はイマイチの薄曇りで剣山〜三嶺の稜線展望が見えなかったのは惜しかったが、初参加のTさんご夫妻は終始笑顔。下山時に県外からの登山ツアーのバスが道路の側溝に落ちたようで一時足止めをくらうが、運良く10分程で通れるようになった。スキー場から上の道路は側溝のふたがないのを知らずに寄りすぎたらしい。 |
||
1/23(日)塔の丸コース、6名、曇り雪。 ダッキーメンバーと山の会のMさんとお仲間。積雪は先週より増えて80p。この日は20名強の団体が塔の丸コースに行っていた。登山ツアーは塔の丸山頂までのピストンで早々に下山するが、当方のは第1ピークで昼食をとり、帰りは稜線のコースに入るので影響はない。雪まじりの天気だったのでシラビソの樹の下でランチタイム。樹の下はテント感覚で6人程度だと皆が丸くなって座れるので距離もぐっと近づいて親近感が増してくる。その中で温かいスープにワイン、更にMさんより熱燗を頂いてすっかりほろ酔い気分になった。午後も晴れそうにないので早めに出発することに。うっかりコース分岐を見落とすことがありメンバーの指摘で気がついて事なきだった。行き慣れたコースとメンバーだった為か気が緩んで注意力が欠けた結果の反省だった。ダッキーメンバーが初めて会う人たちと楽しく接してくれたので「メンバーが良かった」と喜んでくれた |
||
1/30日(日)9名、塔の丸、晴れ、積雪1m、 那賀川の女性グループと池田から参加された女性1名と同級生のN君。天気も良く、雪山歩きには最高のコンデションだった。初めてのスノーシューに満足そうだったが、山歩きの初心者の方が慣れない運動に転ぶとなかなか立ち上がれなかった。どうにか完歩出来たが体力的には厳しかった。中高年参加者の場合は特に夏の山歩きか、ふだん歩かれている方でないときついなあとの教訓だった。この日コース途中で発見した木に残った長さ10aほどの2本の深い爪跡が珍しい発見だったので新聞社に送ったがシカとの判定だった。残念!。 |
||
2/4(金)20名(8才〜70歳)、大川原高原、 積雪15cm 那賀川町社協さんの事業でスノーシューではなく雪山遊びの指導運営依頼にて参加。近場の大川原高原での子供たちと大人の雪山あそび。天気よく子供らは元気に歩き、雪滑り、雪だるまに興じて時間になってもなかなか帰ろうとしなかった。 |
||
2/6(日)丸笹山、8名、晴れ、積雪90cm。 20〜30代男女4名、50〜60代女性3名という構成。この日は一番グループやショップ関係のツアーが多く、ラフォーレ前から道路までは車で一杯だった。今季初の丸笹山で雪も一番多い。山の中は徳島とは思えない白銀の別世界だった。山頂で写真を撮りあった後の下りで転んだI君、片方の手袋が雪に埋もれて紛失。皆が掘って探したが見つからず、夏まで待とうと諦める。天気も最高でランチポイントでの休憩では雪ダルマを作って遊んだ。 |
||
2/11(木)7名、塔の丸 晴れ 祝日のスノーシューは雪質は固めだったが、天候も良く、メンバーも偶然に40代の同年齢の男女で盛り上がった。やっぱスノーシューは新雪でないと思っていたが固めであれば雪滑りが楽しめる。体力に余裕のある分ペースも軽快で帰りの夫婦池で雪滑り大会となりよく笑い遊んだ1日だった。 |
||
2/20日(日) 丸笹山11名 50p スノーシューイベントも最終となり、有終の美を飾るように参加者も今季最高の11名。毎年小歩危ダッキーツアーでお世話になっているラフテイング会社のサファリさんより3名加わり、年齢も27〜70歳というとても幅広い構成メンバー。先週は気温が高く、雨が続いたので雪があるか心配だった。夫婦池の氷もシャーベット状で歩けなかった。けれど新雪が5センチほどあり、霧氷もきれいで雪景色が楽しめたが天気がずっと曇り、小雪だったので山頂での景色が見えず、休憩でものんびりできなかった。下りの北斜面ではアイスバーン化していた。ツボ足の穴で凸凹が激しく谷側は滑落の危険も伴っていつもより難しいルートとなっていたが参加者の皆さんの集中力は素晴らしく、危ないシーンもなく全員安全に歩けてよかった。 |
||
3/6高越山へ新ゲレンデ調査 仲間と3人で行く。徳島から1時間強で麓に着き、山川少年自然の家を越えてからチェーンをかける。天理教キャンプ場を過ぎると雪が深くなり車を置く。スノーシューをリュックにつけて1時間ほど歩き、つつじ群落の船窪高原に着く。積雪20〜30pあり剣山系にはない雪原の風景だ。ここはトイレや展望台、雨風しのげる建物もありベースキャンプとしても適地だが真冬となるとそれなりの装備と覚悟がいる。一度は月明かりで歩く夜のスノーシューをやってはみたいが。ここから高越寺参道入り口まではスノーシューを履く。ウサギ、キツネ、リス、イノシシの足跡が多かった。立石峠附近からの霧氷は丸笹や、塔の丸と違ってトゲのように鋭くのびて一際美しかった。寺の休憩所で昼食をとり山頂へ。そして稜線ルートで参道入り口へ降りる。ここは急な下りで木々の間を縫っている為ツボ足で駆け下りる。帰りの縦走路は広いのでXCスキーが楽で面白い。ただ道路が除雪されてないので積雪量により駐車場まで車が入れない可能性が強い。しかし徳島市内から1時間半でいけるのが魅力。大川原高原よりも雪が深いのでスノーシューは充分可。来年はここで雪中キャンプをしてみたい。 |
||
来季に向けて スノーシューという道具がアウトドア雑誌「BE−PAL」で紹介されたのが10年程前。当時はクロスカントリースキー(XCスキー)を始めていたので興味も薄く、所詮徳島では無用かなと思っていた。けれどXCスキーはかさ張るうえ、長さも多様、専用靴も必要という訳で在庫は困難、そこで8年前に初めて履いて試したら意外に面白いと冬山イベントとして始める事にした。当時はツボ足かカンジキの登山者しか見かけなかったが、特に今年はスノーシューを履いている個人や、ツアー団体が数多くなってきた。「スノーシューハイク」という名称も当時は他にはなかったが最近は同語のツアー名をよく目にするようになった。けれど徳島でのスノーシュー遊びを始めて6年。他にはない雪山遊びの自分流のカタチが提供できるようになりつつある。 1、「食」:ランチの「特製ふかひれスペシャル」これは大好評で誰もに喜ばれた。今年は仕上げのキムチうどんが加わって完成型となる。来年の課題は別メニューの提供。でないと毎週同じものを食べる僕自身が飽きるから。テーマは和風と洋風を1品ずつ。それに参加者が作る副菜メニューも取り入れたい。 2、「コース」:@塔の丸コースは今年で遊びポイントも確立出来てほぼ完成形。A丸笹山下山ルートが殆ど登山道なのでスノーシュールートを加えてコースづくり。B塔の丸、丸笹以外の別の山を検討する。 3、「あそび」:今年はスノーシューで歩く以外は塔の丸コースでの雪滑りがヒットだった。来年は知的に自然観察ものや、美的にスノーシューダンスを試みたい。 4、「人」:今年はサポート参加として毎回1〜2名に手伝ってもらって大変助かった。初めて参加された方は多少なりとも不安や、構えがある。その際での雰囲気づくりや、参加者に対する細かいサポートがあるとグループに対する安心感が生まれやすく、リラックスして喋り、動けるようになるので大事な役割を担ってくれた。雪山歩きに満足するポイントは天気が大きな要因であるが晴れる確率は5割くらい。今年は曇天で景色が見えない日が半分あったのが残念だが、天気が悪くても楽しくなる要因は参加者の気持ちや人柄も大きい。人とふれあう事の楽しさや、自然でのマナーに無頓着な人の参加はご遠慮してもらうようにする。 スノーシューの補修 平成17年のスノーシューイベントは6回の実施で40名の方が参加された。レンタル用のスノーシューは18足あるが爪先のフリーを固定する皮バンドがちぎれかかったり、痛んでいるのが多く、針金とロープで固定強化。またデッキの踵部の亀裂がみられてボンドで補修するが、デッキが完全に破れて修理不可が1足。この原因は、@亀裂補修をせずに使用したから。A下りで走ったり飛んだりする。B靴への固定が甘い。B雪下に隠れた木の切り株を踏むなど。現在使用のレクリエーションタイプのスノーシューは起伏や勾配の少ない雪原を歩く用途なので、アップダウンの多い、登山ゲレンデの使用には負担が大きいと思われる。今後はよりグリップ感の強いビンディングのタイプを揃えたいが、大事に使えば長持ちする道具なので手入れしながら使っていきますのでよろしくご協力ください。 |