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スノーシューイング
スノーシューイングとは
日本では古くから「かんじき」が雪山歩きの道具ですが、西洋版かんじきがスノーシューです。これを履いて雪山を歩く活動を「スノーシューイング」と呼ばれています。冬山スポーツの代名詞はスキー、スノーボードですが、誰でもすぐに楽しめるレクリエーションスポーツがスノーシューイングです。
   
 徳島県内でも1〜2月の剣山系の山には20〜60pの積雪があります。平成9年にアウトドア誌(BE-PAL)で知った「スノーシュー」を購入。初めて履いてみてこれだ!と確信しました。以降県内で出来そうなゲレンデを歩いてみて平成12年より一般向けに夫婦池をベースにしたスノーシュー体験を始めました。 当時はこれを履く人もいなく、好奇の目で見られましたが・・・5年後には登山グループや個人に普及してきました。けれどそれは積雪多い時の登山用具としての印象でした。スノーシューはピーク到達の登山にこだわらない、雪山の自然を満喫する遊歩を楽しむアイテムとしてご提案します。
スノーシューの魅力
  @新雪を歩く、走る・・・スノーシューイングは天候が1番の要件、晴れの日に20p以上程の積雪で出来ます。新雪の上をサクサク踏みしめる感触がとても気持ちいいです。振り返ると白いゲレンデに自分の足跡がしっかりついています。 緩やかな下りでは小走りで駆けると軽快でスリリングです。けれど安価なスノーシューだと駆け降りでは道具を傷めることもあるのでほどほどに。
  A池を歩く・・・夏には絶対入れない笹原や、池の上を歩けます。画像は2月の夫婦池ですが始めはドキドキでしたが氷も固く締まって楽に横断しました。時にはひびが走る事があるのでヒヤヒヤしながら早足で戻ることもあります。まずは氷の表面をストックで突いた感覚で厚みを推測しながら踏み出して行きます。歩き方は登山の基本である「静荷重、静移動」で行きましょう(笑)。
  Bどこでも自由に・・・通常の登山ルートのみこだわらなく自由です。ツボ足だと雪下の熊笹や、ブッシュを踏み抜いて歩行困難になるばかりか自然を痛めます。スノーシューは足の荷重が分散されるのでその確率は低く進みやすい。夏には歩けない笹原をぬけて短い距離で目的地まで行くためのルートファインデイングが出来るのも魅力です。読図やコンパスは携行必修です。
C景色がきれい・・・冬の山は空気が澄んで霧氷の樹林はとてもきれいです。樹の枝に咲いた霧氷の美しさ。 気温が低い日にはさらさらの雪の結晶が肉眼で見えることも感動です。夏は登山道からしか見えない景色がスノーシューだと様々な位置から眺められます。
 
D動物と出会える・・・真っ白のゲレンデにはウサギや、シカなど動物の足跡がいっぱい。 樹木についた食痕や、落ちた糞を観察して、その行動や生態を想像してみる「アニマルトラッキング」が楽しめます。また運がよければカモシカと出会えることもあります。