フェルト版画 |
明けましておめでとうござます。長く続いたコロナ禍も昨年でようやく終息かとおもいきやまだコロナ変異株やインフルエンザに流行に気を抜けない新年です。 毎年年賀状はフェルト版画を手作りしてしています。昭和56年から始めてフェルト版画歴44年になりました。右端が今年の巳でもう4回目でキャリアは長いですが、年末に1回の作品づくりなので進歩や発展はなく恒例の仕事です。以前は150枚ほど刷っていましたが、今年は30枚に減らして届いた年賀状に返信することしました。今年の図案は昨年夏に沢登りで出会ったヤマカガシです。色合いが鮮やかで毒はありますがすぐに逃げる臆病な蛇です。巳は再生や不老長寿の象徴で、古希を迎える自分には見習ってゆっくりマイペースで上向きでいきたいと願いました。 |
フェルト版画は市販の版でカッターと水彩絵の具を使って短時間でつくれる紙版画です。水をよく染み込む紙生地で、一度に多色刷りが出来ることとグラデーションがつけれるのが特長でこだわっています。 |
その理由は |
@やっている人が少ないから珍しい。 A水彩絵の具がかもしだす偶然の色あいがいい。 B初心者でも簡単、手軽に出来る。 C刷り上りの出来栄えが全て違っている唯一無二がある。 |
ところがそのやっている人が少ないことが災いして平成17年にメーカー(東京尚文堂)が生産中止となりました。あちこち探して広島の仲間よりフェルト版画の在庫のある販売店の情報を聞いてまとめて購入出来ました。同じように困っている県外のフェルト版画ファンの方よりお便りを頂き数枚ですが送りました。それがご縁で毎年年賀状をやりとりするようになりました。併せてまわりにフェルト版画仲間を増やしたいと思い講習会を続けてきましたが、新たにメーカーより生産販売されるようになりました。 |
つくり方 |
初めての人でも3時間くらいで出来ます。1枚の版で色付けにて50〜70枚ほど、それを繰り返すと200枚以上は印刷出来ます。 |
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●準備用具 |
・カッター:アート用の細いものが良、事務用品やDIY店にて ・ローラー:画材店、DIY店にて ・水彩絵の具、筆、パレット ・園芸用霧吹きスプレー |
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@下絵に沿って溝を切り込む | A水彩絵の具をつけて、 | B霧吹きして | Cローラをころがして印刷 |