SOSOの隠れ花見サイクリングH14.4.3
  SOSOと書いて『爽騒』と読む感字です。さわやかに騒ごうと昨年末にしまなみ海道サイクリングの参加者有志で結成しました。
 サイクリングする楽しさと素晴らしさを若い人達に伝えたいという建前ですが、本音は若い人と親しくさせてもらい、その気を頂くためです。頭と体の老化防止かな。自転車で筋持久力を養いながら頭は若い人が好むギャグを磨きます。しかし現在はまだ引いてしまうことが多い現状ですが負けんぞー。
それはともかくSOSOの活動は年間4回の季節ごとのサイクリングします。今回はN村ちゃんの言い出しで4月3日に行いました。テーマは「花見」。それも人知れず隠れた花見ポイントをと考えましたが、手頃な場所が出ずとりあえずは川井峠のしだれ桜はいいと言うと、どうせなら同じ道を走らずにとと峠マニアのアク部長(徳大サイクリングクラブOB)が満面の笑みで「おおーっ」と自分で提案しながら自分で唸るこのコースが決まりました。

 コース日程

 AM9:00山川町出発〜穴吹町、
恋人峠〜木屋平村、川井峠〜神山町、壁岩峠〜美郷村〜PM5:00山川着。
 走行距離約70キロ、走行実時間7時間。
恋人(こいと)峠 峠といっても殆ど平坦で本当は少し手前の旧道が峠になっている。そこの名は越途(こえと)と書く。平家の落人を追っていった姫がどうしても越えられなかったという逸話が恋人に読み変わったらしい。道路脇のフェンスに鍵を掛けると2人は結ばれるといういい加減な噂が広まり名物として最近フェンスを増設した。しかし悲恋の峠だから一体どれだけのカップルが結ばれたのか調べて欲しい気もする。マジに成就祈願するのなら鍵だけつけて帰らずに横の小さい祠にも拝めばご利益もあるだろう・・・なんて思った。
川井(かわい)峠 神山と木屋平の峠。昔は徳島方面から剣山に向かう街道として賑わっていた。峠の茶屋のような建物跡や古い展望台が物語る。街道沿いのしだれ桜ももそのためか。一番のしだれは少し降りた民家の所有。頂上にある白い神様という神社は新しいので違和感がある。自転車では30分以上かかった。
壁岩(かべいわ)峠 川井峠を神山側に折りきってから山川へ抜ける峠。その名の通り壁のような坂がずっと続き12%もの勾配が数箇所。ピークでは皆コンクリの道路上に座ったり寝転んだり。サイクリングをしていて一番解放感に充たされる瞬間でその感覚はいつまでも忘れない。


町役場出発前の顔 恋人峠の鍵 川井峠を上る 川井峠白い神様 
 この後自転車を車に積んで徳島へ帰り、全員銭湯でさっぱりした後打上げの飲み会となる。これはとてもいい流れだから恒例にしようという部長の決定。乾杯のあと今回のサイクリングを振り返る。
Nちゃん ・・・・ 花がたくさん見えて良かった。体力面で不安で途中で止まるともう行けない気がしたのでしんどいけど頑張った。腰が痛いけどいけて良かった。
タツくん ・・・・・ 今回はかなりキツイと予想。ついていけるか不安だったが川井を越えてかえって楽に走れた。よかった。面白かった。
アク部長 ・・・ 行きの川沿いのコースはいい。国道193号線の3大峠「霧越、土須、そしてこの壁岩」を走覇できて非常に満足。
トガワ ・・・・・ 足かけ25年のサイクリングの歴史の中で峠で皆を待たせたこと、人前で降りて押した事、そして女の子についていけなかった事が大ショック。昔福山のクラブで坂で女の子にぶっちぎられた城川くんの気持ちがやっとわかった気がする。それにしてもNちゃんはスタミナ、根性とも素晴らしい。
アク部長らは僕の自転車のギヤ比が大きいからと慰めてはくれたが、・・・峠コースではレーサーはマウンテンや、ランドナーに勝てないのか。いや明らかに筋力、持久力の衰え。息は上がってないが足に力が入らず蛇行ばかりしていた。トップに出たのは下りだけ。トレーニングを始めなければ・・このままでは終われない。
それはさておき天気良く、花もバッチリでコースも良く忘れていたツーリングの実感を思い起こされたいい日でした。またパソコンやりすぎ症の偏頭痛もスッキリと飛んでしまっていました。